NetflixはシンプルなUIですが、内部には数百に及ぶ細かいジャンル(サブジャンル)が存在します。これらは通常のナビゲーションに表示されませんが、ジャンルごとに割り当てられた「コード」を使えば直接アクセスできます。コードは発見されやすく、使い方も簡単です。
重要ポイント
- コードを検索バーに直接貼るか、URLの末尾に /browse/genre/コード を付けるだけでそのジャンル一覧を表示できます。
- コードはNetflixの国・地域によって表示項目が若干異なる場合があります。視聴可能作品はアカウントの地域設定とライセンスに依存します。
仕組みと使い方(簡潔な手順)
- ブラウザまたはNetflixアプリを開く。アプリの検索欄でも動作することが多いですが、ブラウザの方が確実な場合があります。
- 以下のどちらかを行う。
- 検索バーに数値コードを直接貼り付ける(例:11177)
- ブラウザで次のURLを開く:
https://netflix.com/browse/genre/xx
上の例の xx を数値コードに置き換えます(例: https://netflix.com/browse/genre/11177)。
- 該当ジャンルの一覧が開いたら、フィルタやソートでさらに絞り込めます。
ノート:モバイルアプリやスマートTVではURLの直接編集ができない場合があるため、その場合はブラウザで操作するか、PCで手順を行ってからデバイスで視聴する方法が確実です。
よく使う隠しジャンル(ショートガイド)
下は本文で紹介されたジャンルの一覧とコードのまとめです。ブックマークしておくと便利です。
ジャンル | コード | ひと言説明 |
---|---|---|
TV向けアニメ | 11177 | 子ども向け〜大人も楽しめるテレビシリーズ系アニメが中心 |
西部劇 | 7700 | 古典的な西部劇から現代作までの映画が見つかる |
アクションコメディ | 43040 | 爆発と笑いのバランスが良い映画群 |
ホラーコメディ | 89585 | 怖さと笑いを同時に味わえる作品群 |
ロマンティックコメディ | 5475 | 恋愛と笑いの両立する定番作品が多い |
TV向けアニメ 11177
子ども向けの番組専用セクションとは少し違い、テレビシリーズとしてのアニメ作品が並びます。軽めに流して見たい作品や、久しぶりに再発見したい名作を探すのに最適です。例としては The Magic School Bus、Avatar: The Last Airbender、Trollhunters: Tales of Arcadia などが見つかることがあります。私自身はこのコードで The Dragon Prince を再発見しました。
重要:配信状況は地域・時期で変動します。見当たらない場合は地域設定や作品のライセンスを確認してください。
西部劇 7700
西部劇は現在の配信ラインナップだと量は限られますが、名作や隠れた佳作が見つかります。クラシックな High Plains Drifter や近年作の The Hateful Eight などが含まれることがあります。ジャンル好きならブックマークしておく価値ありです。
アクションコメディ 43040
単体でのアクションやコメディは検索で見つかりますが、両方の要素をバランス良く持つ作品を一か所で探すのは意外に面倒です。43040 はその組み合わせを集めたジャンルで、Rush Hour トリロジーや Tower Heist、The Other Guys などがヒットします。笑える画面の中で派手なアクションを楽しみたいときに便利です。
ホラーコメディ 89585
ホラーとコメディの境界が曖昧な作品をまとめたジャンルです。季節的にはハロウィン前後に覗くのがおすすめ。Beetlejuice 系や最近作の Heart Eyes、Netflixオリジナルの The Babysitter などの登録が確認されることがあります。
ロマンティックコメディ 5475
恋愛と笑いを両立させた定番作品がまとまっています。Clueless、Hit Man、She’s All That などのヒット作が含まれることがあり、ライトな気分で映画を楽しみたい時に便利です。
追加の使い方と応用テクニック
- コードをブックマークしておく:よく使うコードはブラウザのお気に入りに入れておくと便利です。
- 組み合わせ検索はできない:現状、複数コードを同時に組み合わせる検索機能はありません。代わりにジャンル内でフィルタ(年代、評価など)を使いましょう。
- 国を切り替えて探す:VPNなどで地域を変更すると、別地域のライブラリにある作品を確認できます。ただし利用規約と地域制限には注意してください。
トラブルシューティング
- コードで何も表示されない場合
- ログイン状態や地域、アカウントのペアレントコントロール設定を確認してください。
- ブラウザのキャッシュをクリアして再読み込みを試してください。
- アプリで動作しない場合
- 一度ブラウザで該当URLを開き、ブラウザ上で一覧を確認してからアプリで再検索すると見つかることがあります。
いつ使うべきか、使わないほうが良い場合
- 使うべきとき:ぼんやりと何かを探したい/特定の細かなジャンルを深掘りしたいとき。
- 避けたほうが良いとき:最新の配信状況やNetflixの編集おすすめを素早く確認したいとき。トップページのレコメンドが優先される場面では隠しジャンルは冗長に感じるかもしれません。
代替アプローチとツール
- 外部サイトの活用:Netflix-Codes のような外部データベースはコードの一覧を提供しており、ジャンル名とコードを検索できます。
- ブラウザ拡張:サードパーティの拡張機能でジャンルのショートカットを作るものがあります。信頼性とプライバシーに注意して選んでください。
ユーザー別チェックリスト
- カジュアル視聴者
- 好きなジャンルのコードを1〜2個ブックマーク。
- 休日のために数本ピックアップしておく。
- 親(子ども向け視聴管理)
- 親管理のプロファイルで見える作品を確認。
- ペアレントコントロールを設定しておく。
- 映画好き・コレクター
- 気になるジャンルを定期的にチェックして、消えた作品をメモ。
メンタルモデルとヒューリスティクス
- 思考のコツ:まず “ジャンルを絞る” → 次に “年代/評価でフィルタ” → 最後に “短いトレーラーで気配を確認”。この3ステップで無駄な時間を減らせます。
重要な注意点
Netflixにカテゴリのカスタマイズ機能はほとんどありません。 もしNetflixがもっと自由にカテゴリをカスタムできるUIを提供すれば、このコード方式は不要になるかもしれません。現状は外部ツールと併用するのが現実的です。
まとめ
隠しジャンルコードを知っておくと、欲しい作品により早く辿り着けます。この記事で紹介したコードをブックマークし、トラブル時の簡単な対処法を覚えておくだけで検索のストレスは大きく減ります。まずは一つ、気になるコードを試してみてください。
重要な所感
- 配信の可否は地域・ライセンスで変わります。見つからないときは地域設定や配信権を疑ってください。
- 外部サービスや拡張機能は便利ですが、セキュリティとプライバシーに注意して利用してください。
短い行動案内(今日できること)
- ブラウザで https://netflix.com/browse/genre/11177 を開く。コード11177はTVアニメの例です。
- 気に入ったジャンルが見つかったらブラウザのお気に入りへ登録。
- スマートTVで見られない場合はPCで再生リンクを探してからTVへキャストする。