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Steamでゲームを共有する方法

2 min read ゲーム 更新されました 21 Oct 2025
Steamでのファミリーライブラリ共有手順
Steamでのファミリーライブラリ共有手順

Steamのファミリーライブラリ共有画面

目次

  • 共有の準備と前提
  • 手順 1: Steam Guardを有効にする
  • 手順 2: コンピュータを認可する
  • 手順 3: 共有ライブラリにアクセスする
  • 重要なルールと制限
  • トラブルシューティングと代替手段
  • 役割別チェックリスト(貸す側・借りる側)
  • リスクと回避策
  • よくある質問
  • まとめ

共有の準備と前提

定義(1行): ファミリーライブラリ共有とは、同意した他のアカウントやPCにあなたの購入済みゲームを貸し出すSteamの機能です。これはアカウント単位で行われ、ゲーム単位での個別共有はできません。

重要: 共有する相手とコンピュータは完全に信頼できることを確認してください。認可したPCとアカウントはあなたのライブラリにアクセス可能になります。

手順 1: Steam Guardを有効にする

まずアカウント保護を行います。Steam Guardが有効でないと共有を設定できません。

  1. Steamクライアントを開きます。
  2. 画面左上の「Steam」メニューをクリックし、「設定」に進みます。
  3. 「アカウント」を選択します。
  4. 「Steamガードアカウントセキュリティ」をメールかモバイルアプリ(モバイル認証)で有効にします。

Steam Guardの設定画面 - メールまたはモバイル認証を選択する箇所

ヒント: モバイル認証(Steamモバイルアプリ)は2段階認証に近い利便性と安全性を提供します。

手順 2: コンピュータを認可する

共有したい相手のPCであなたのアカウントに一度ログインし、認可手続きを行います。

  1. 共有を許可したいPCで、まずあなたのSteamアカウントにログインします。
  2. 「Steam」→「設定」→「ファミリー」を開きます。
  3. 「ファミリーライブラリ共有」の下で「このコンピュータでライブラリ共有を認可する」にチェックを入れます。
  4. 認可したいアカウント(借り手のアカウント)を選択します。

ファミリー共有の設定画面 - コンピュータの認可チェックボックス

備考: 認可済みのPCは最大10台、認可できるアカウントは最大5つまでです。

手順 3: 共有ライブラリにアクセスする

認可が完了すると、借り手は自分のSteamアカウントでログインしたあとにあなたのゲームを利用できます。

  1. 借り手が自分のアカウントでそのPCからログインします。
  2. ライブラリにあなたのゲームが「借用中」と表示されます。
  3. あなた(貸し手)が同時にそのライブラリのゲームをプレイしていなければ、ダウンロードしてプレイ可能です。

重要: 共有ライブラリからプレイできるのは同時に1人だけです。貸し手が同じゲームや任意の他のゲームをそのライブラリからプレイし始めると、借り手は警告を受けてゲームが中断されることがあります。

重要なルールと制限

  • 認可できるPCは最大10台、認可アカウントは最大5つまで。
  • 同一ライブラリから同時にプレイできるのは1人のみ。
  • サードパーティのキーや定期購読、地域制限のあるタイトルは共有不可の可能性があります。
  • 一部のDLCやオンライン専用要素は正しく共有されないことがあります。

注: ライブラリを共有しても、プレイヤーのセーブデータや実績は各アカウントごとに保持されます。

トラブルシューティングと代替手段

いつ失敗するか(代表例)

  • 認可したPCでSteam Guardが無効化されている場合、認可自体ができない。
  • ゲームが地域ロックやサードパーティサーバー認証を必要とする場合、共有しても起動できない。
  • 貸し手が同時にプレイを始めると借り手が落とされる。

代替アプローチ

  • ギフト購入: 特定のゲームだけを恒久的に渡したい場合は、Steamでそのゲームを相手にギフトとして購入する。
  • Remote Play Together: マルチプレイヤーを一緒に遊びたい単発の用途なら、Remote Play Togetherを使う方が便利。
  • 別アカウントでの共有購入: 家族用に別途アカウントを作り、主要な購入者がそこにゲームを渡す運用もある。

メリット・デメリットの簡易比較(定性的)

  • Family Sharing: コスト効率良、全ライブラリ共有、同時プレイ制限あり。
  • ギフト: 永続的に所有権を移転、コストは相手負担。
  • Remote Play Together: 同時プレイ可能だがホストのネットワーク品質依存。

役割別チェックリスト

貸す側(オーナー)

  • Steam Guardを有効にしているか確認する。
  • 認可するPCとアカウントが信頼できるか確認する。
  • 認可数(10台/5アカウント)を把握して管理する。
  • 重要なプレイ予定があるときは借り手に通知する。

借りる側(利用者)

  • 自分のSteamアカウントで正しくログインする。
  • ライブラリでゲームが「借用中」と表示されているか確認する。
  • 貸し手がプレイ中でないか確認してから起動する。
  • 問題が発生したら貸し手に再認可や設定確認を依頼する。

リスクと回避策

リスク回避策
認可したPCが第三者に使用される信頼できるデバイスのみ認可、不要になったら認可解除
同時プレイによるセッション切断プレイ予定を事前に共有し、利用ルールを決める
地域ロックやサーバー制限で起動不可共有前にゲームの共有可否を確認し、必要ならギフトで渡す

よくある質問

Q: 2人が同じ共有ゲームを同時にプレイできますか?

A: いいえ。共有ライブラリからは同時に利用できるのは1人だけです。

Q: 特定のゲームだけ共有できますか?

A: いいえ。ライブラリ単位での共有です。ただしすべてのゲームが共有可能とは限りません。

Q: ファミリー共有は安全ですか?

A: はい。Steam Guardと信頼できるデバイスの認可を併用すれば実用上安全ですが、認可した相手の行動には責任を持ってください。

Q: Big Pictureモードは共有ゲームで使えますか?

A: はい。Big Pictureモードでも共有ゲームは利用可能です。不要ならBig Pictureを終了して標準モードで起動してください。

まとめ

Steamのファミリーライブラリ共有は、購入したゲームを信頼できる相手と手軽に共有する便利な手段です。まずSteam Guardを有効にし、共有したいPCとアカウントを正しく認可してください。制限(同時プレイは1人、共有不可のタイトルがある等)を理解し、貸し手と借り手でルールを決めて運用するとトラブルが少なくなります。

重要: もし恒久的にゲームを渡したい場合はギフト購入を検討してください。

付録: 1行用語集

  • Steam Guard: Steamアカウント保護の追加認証機能。
  • 認可(Authorize): 特定のPCやアカウントにライブラリ使用権を与える操作。
  • 借用(Borrowed): ライブラリを利用する側の表示状態。
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