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Windows 10のPhone CompanionアプリをAndroidとiOSで設定する方法

2 min read ハウツー 更新されました 17 Oct 2025
Windows 10のPhone CompanionをAndroid/iOSで設定する方法
Windows 10のPhone CompanionをAndroid/iOSで設定する方法

クイックリンク

  • モバイルプラットフォームを選択
  • AndroidとiOSでのPhone Companionセットアップ
  • CortanaとMusic Anywhereの状況

Windows 10のPhone Companionアプリの設定方法(AndroidとiOS)

導入 — 何をするかと前提条件

Phone Companionは、Windows 10とiOS/Android端末間でファイルや設定を同期するための案内アプリです。対象アプリはOneDrive、OneNote、Office、Skype、Outlookなどで、各モバイルアプリをダウンロードしてMicrosoftアカウントでサインインすることで連携が有効になります。

前提条件:

  • Windows 10にMicrosoftアカウントでサインインしていること(職場/学校アカウントでも可)。
  • 連携するAndroidまたはiOS端末を手元に用意していること。
  • Google PlayまたはApp Storeへアクセスできるネットワーク環境。

重要: Windows Phone端末はリリース時点で全機能に対応する場合がある一方、iOS/Android向けにはまず5つの主要アプリのみが提供されることがあります。

モバイルプラットフォームの選択

Windows 10側で始める前に、連携させたい端末を決めます。複数の端末(例えばiPhoneとAndroidタブレット)を同一のWindowsアカウントへリンク可能ですが、写真やカレンダーはデフォルトで機器の区別なく統合されるため、事前にアルバムやカレンダーを分けるラベリングが必要です。

Phone Companionの案内画面(例)

Phone Companionのセットアップ(AndroidとiOS)

対象アプリ: OneDrive、OneNote、Office、Skype、Outlook(例としてOneDriveの流れで説明しますが、他のアプリも同様です)。

ステップ1 — デスクトップでMicrosoftアカウントにサインイン

Phone Companionを開くと、まずデスクトップ側でMicrosoftアカウントのサインインを求められます。サインイン情報(メール/電話/Skype名とパスワード)を入力して認証を完了してください。

Phone Companionでのサインイン画面

ヒント: Cortana連携を有効にする場合は、ここで事前にデスクトップ側の設定を確認しておくとスムーズです。

ステップ2 — モバイルへアプリのリンクを送る

サインインの確認後、Phone Companionは選択したアプリのダウンロードリンクをApp StoreやGoogle Playへ送信するオプションを表示します。リンクを送るか、端末上で直接該当アプリを検索してダウンロードします。

ステップ3 — モバイルでアプリをインストールしサインイン

端末にアプリをダウンロードしたら、同じMicrosoftアカウントでサインインします。ここでデスクトップと同一のアカウントを使用することが重要です。

モバイルでのサインイン画面(例)

ステップ4 — 権限を許可する

各アプリは同期のために端末の権限(写真、カメラ、連絡先、位置情報など)を要求します。OneDriveの場合は写真アルバムへのアクセス、カメラアップロードの許可、位置情報を利用したストリーミングなどが含まれます。必要な権限を与えることで、デスクトップとの双方向同期が可能になります。

重要: モバイルの権限を適切に設定しないと、写真の自動アップロードや通知同期などが動作しません。

ステップ5 — デスクトップ側で接続確認

モバイル側での権限承認が完了したら、デスクトップへ戻りPhone Companionの画面で該当アプリのチェックボックスを有効にします。これにより、アプリ間のリンクが確立されます。

成功すると、カメラアップロードやファイル同期などが開始されます。

権限と注意点

  • 同期対象は明示的に分けない限り統合されます。写真、カレンダー、Office文書はデバイスを超えて同じフォルダ/リストにまとまることを想定してください。
  • モバイル回線での自動アップロードはデータ通信量を消費します。必要に応じて「Wi‑Fiのみ」に設定してください。
  • 社内アカウントや管理対象デバイスでは、ITポリシーが追加の制約を与える場合があります。

CortanaとMusic Anywhereの状況

現時点では、CortanaとMusic Anywhereは「今秋公開予定」としており、iOS/Android向けの正確な公開日は未確定です。リリース後はApp StoreやGoogle Playで公開されるアプリをインストールして、Phone Companionから連携を有効にできます。

よくある失敗例と対策(カウンター例)

失敗例1: サインインできない

  • 対策: パスワードが正しいか確認し、二段階認証が有効な場合は追加の認証コードを入力してください。職場/学校アカウントでは別の認証手順が必要な場合があります。

失敗例2: 写真が同期されない

  • 対策: モバイル側の写真アクセス権限とカメラアップロード設定を確認し、バックグラウンドで動作できるようバッテリー最適化から除外してください。

失敗例3: 複数デバイスの写真が混ざる

  • 対策: 重要なアルバムは端末側で明示的にラベル付けするか、OneDrive上でフォルダごとに整理してください。

代替アプローチ

  • 直接クラウド(OneDrive/Google Drive/iCloud)にファイルを保存し、デスクトップ側で各クラウドクライアントを使う方法。
  • サードパーティの同期サービスやNAS(ネットワーク接続ストレージ)を経由し、プライベートな同期を行う方法。

各代替はプライバシー、ネットワーク要件、管理のしやすさで差が出ます。企業利用では社内ポリシーに従って選択してください。

実務チェックリスト(役割別)

ユーザー(個人):

  • Microsoftアカウントでサインイン済みか確認。
  • 各モバイルアプリをインストールして同一アカウントでサインイン。
  • 写真とカメラアップロードの権限を許可。

IT管理者:

  • 組織アカウントでのポリシー適用を確認。
  • データ保護とバックアップの手順を整備。
  • モバイルデバイス管理(MDM)で許可/制限を設定。

エンドユーザーサポート:

  • よくある質問(アカウント/権限/同期遅延)の対応手順を準備。
  • 事前にトラブルシューティング手順を共有。

手順(SOP) — すぐ使えるプレイブック

  1. デスクトップでPhone Companionを起動し、Microsoftアカウントへサインインする。
  2. 連携したいアプリを選ぶ(例: OneDrive)。
  3. デスクトップ画面で「モバイルへリンクを送信」または端末でアプリを検索してインストール。
  4. モバイルでアプリを開き、同一Microsoftアカウントでサインイン。
  5. モバイルで必要な権限(写真、カメラ、連絡先、位置情報など)を許可。
  6. デスクトップへ戻り、Phone Companionで接続確認のチェックが入っていることを確認。
  7. 期待通りに同期が開始するか確認する(テスト画像やドキュメントをアップロードして確認)。

Критерии приёмки(受入基準)

  • モバイルでアップロードした写真がデスクトップのOneDriveに表示されること。
  • デスクトップで作成したOffice文書がモバイルアプリで開けること。
  • 通知やカレンダー更新が両方向で反映されること。

プライバシーとデータ保護の注意

  • 権限付与は慎重に: 写真・位置情報などのアクセスは最小限に留め、必要な用途だけ許可してください。
  • 共有端末では個人データが他者に見られるリスクがあるため、ログアウトまたは端末ごとのフォルダ分離を検討してください。
  • 企業データを扱う場合は、MDMや情報保護ポリシー、暗号化の導入を必須としてください。

重要: Phone Companionは連携を簡素化しますが、デフォルト設定のままだとデバイス間のデータが混在する点に注意が必要です。

トラブルシューティング簡易フロー

  • サインイン不可 → パスワード/二段階認証/アカウント種別を確認。
  • 同期が遅い・失敗 → ネットワーク接続、バックグラウンド同期の許可、バッテリー最適化設定を確認。
  • 権限関連エラー → モバイルOSのアプリ権限画面で該当権限を手動で許可。

用語集(1行定義)

  • Phone Companion: Windows 10とモバイル端末をつなぐ案内アプリ。
  • OneDrive: Microsoftのクラウドストレージサービス。
  • Cortana: Microsoftのデジタルアシスタント(モバイル向けは別アプリとして提供予定)。

まとめ

Phone Companionを利用すると、Windows 10のデスクトップとAndroid/iOS端末間で主要なMicrosoftアプリを簡単に同期できます。セットアップはデスクトップでサインイン→モバイルにアプリをインストール→権限を付与→デスクトップで接続確認、の順です。公開範囲や通信方法、権限設定に注意しながら運用すれば、写真やドキュメントの一元管理が効率化します。

短い告知文(社内向け):

Phone Companionを使えば、社員のスマートフォンとWindows 10のPC間でOneDriveやOfficeのファイル共有が容易になります。導入前に権限とデータ利用のポリシーを確認してください。

ソーシャル用スニペット(短文):

Windows 10のPhone CompanionでモバイルとPCを簡単同期。OneDriveやOfficeをすぐに連携して作業効率を向上させましょう。


Whether it’s photos in OneDrive, spreadsheets in Excel, or a to-do list in OneNote, now anything you do you on your phone in the ecosystem of Windows apps will be automatically synced to your desktop, and vice versa.

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