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Android端末でOGWhatsAppとSwitchmeを使い1台で複数のWhatsAppを動かす方法

2 min read モバイル 更新されました 22 Oct 2025
1台のAndroidでOGWhatsAppとSwitchmeで複数WhatsAppを使う方法
1台のAndroidでOGWhatsAppとSwitchmeで複数WhatsAppを使う方法

Androidデバイス上で複数のWhatsAppアカウントを示す概念図

概要

定義: WhatsAppアカウントは基本的に電話番号ごとに1つ登録されます。ここでの目的は1台のAndroid端末で電話番号Aのアカウントと電話番号Bのアカウントを同時または切り替え可能に保つことです。

この記事では次を扱います:

  • OGWhatsAppを使ったroot不要の並列運用手順
  • Switchmeを使ったroot必須のプロファイル切替手順
  • 両手法の比較、リスク・セキュリティ、トラブルシューティング、チェックリスト、選定フローチャート

重要: いずれの方法でもWhatsAppの利用規約や端末保証、データの安全性に影響する可能性があります。実施前にバックアップを必ず取得し、自己責任で行ってください。

使うツールの簡単説明

  • OGWhatsApp: 公式ではないWhatsApp派生アプリの一つ。既存WhatsAppと別のアプリとしてインストールすることで、異なる電話番号を割り当てたアカウントを動かせます。root不要。

  • Switchme: Android上で複数のユーザープロファイル(完全に分離された環境)を切り替えるアプリ。端末のrootアクセスが必須で、プロフィールごとにアプリ・データを個別に保持します。

  • One Click Root: 一部のrootツール例。root化は各端末、各メーカーで手順が異なり、リスク(保証無効化、ブートループ、データ消失)があります。

OGWhatsApp を使う手順(root不要)

事前準備(必須):

  • 現行WhatsAppの完全バックアップを取る(設定→チャット→チャットのバックアップなど)。
  • 端末のストレージに十分な空き容量を確保。

手順:

  1. WhatsAppのデータをクリアする: 設定→アプリ→WhatsApp→ストレージ→データを消去(または「Clear Data」)。この操作でアプリが初期状態になりますが、先にバックアップしていれば復元可能です。
  2. ファイルエクスプローラーで /sdcard/WhatsApp フォルダの名前を変更する: /sdcard/OGWhatsApp にリネームします。これにより、後でOGWhatsAppが既存データを利用できるようにします。
  3. 端末から公式WhatsAppアプリをアンインストールします。
  4. OGWhatsAppアプリをダウンロードしてインストールします(配布元URLは例として以下)。公式ストアではないため、配布元の信頼性は必ず確認してください。

https://apk2day.net/download/houKI7ip0xf4tHPDeK1cMmFuUHNfQlgyd3ZicGg1d0ZuU19YWGNrQnNkNDJfaTB2bl84XzgzOVA1eDQ

  1. OGWhatsAppを起動すると電話番号の入力を求められます。ここでは「既に公式WhatsAppで使っていた古い電話番号」を入力します。既存チャット履歴は /sdcard/OGWhatsApp にあるため、復元されます。
  2. OGWhatsAppのセットアップ完了後、Google Playストアから公式WhatsAppを再インストールします。
  3. 公式WhatsAppを起動して別の電話番号(2つ目)を登録・認証します。認証はSMSまたは電話での認証コード受信を利用します。

結果: OGWhatsAppで電話番号Aのアカウント、公式WhatsAppで電話番号Bのアカウントを同一端末で保持できます。

追加のヒントと注意点:

  • バックアップを必ず取る: 手順中にデータを失うリスクがあります。Googleドライブのバックアップを利用しておくと復元が比較的安全です。
  • 配布元の信頼性: OGWhatsAppは公式アプリではありません。サードパーティAPKはマルウェアのリスクがあるため、信頼できる配布元のみを使い、必要ならウイルススキャンを行ってください。
  • アプリの更新: OGWhatsAppの自動更新は公式ストア経由ではない可能性が高く、更新によって互換性に問題が出る場合があります。

Switchme を使う手順(root必須)

前提: この方法は高度な操作を伴い、端末のroot化(管理者権限取得)が必要です。root化によって端末保証が無効になる場合や、誤操作で端末が起動しなくなるリスクがあります。

  1. Root化の基礎理解: Root化とは、Androidシステムに対して管理者レベルのアクセスを取得することです。利点はシステムの変更や高度なアプリ操作が可能になる点、欠点はセキュリティリスクや保証の喪失です。
  2. One Click Rootのようなツールを利用してroot化を行う(例: https://www.oneclickroot.com/)。利用するツールは端末とAndroidバージョンに対応しているか確認してください。

注意: root化ツールの使用は自己責任です。手順や互換性、リスクを十分に理解してください。

  1. Google PlayからSwitchmeをダウンロードしてインストールします:

https://play.google.com/store/apps/details?id=fahrbot.apps.switchme&hl=en

  1. Switchmeを起動するとSuperuser(スーパーユーザー)権限の要求が出ます。これを許可します。
  2. Switchme内で新しいプロファイルを作成します。初期(プライマリ)プロファイルは現在のアプリと設定を保持します。
  3. もう一つ別名で新しいプロファイルを作成し、そのプロファイルに切り替え(Switch)操作を行います。切替時に端末が自動で再起動します。
  4. 再起動後、切替先プロファイルにはプライマリのアプリが表示されません。ここでGoogle Playから公式WhatsAppをインストールし、別の電話番号で登録・認証します。

補足: SIMが物理的に端末内にない場合でも、WhatsApp認証の際に「電話で呼び出し」を選び受信した音声通話で認証コードを取得すれば登録可能です。

Switchmeの特徴:

  • 各プロファイルはアプリ、設定、データを独立して保持します。
  • プロファイルの切替が主な操作であり、複数アカウントを同時に動かすのではなく、プロファイルを切り替えて使う方式です。
  • Switchmeの無料版はプロファイル数が制限される場合があります(例: 2プロファイル)。

OGWhatsApp と Switchme の比較

  • 導入の難易度: OGWhatsAppは比較的簡単。Switchmeはroot化が必要で難易度が高い。
  • セキュリティと分離度: Switchmeはプロファイルごとに完全に分離されるため安全性は相対的に高い。OGWhatsAppは同一システム上で動作するため、完全な分離はされません。
  • 同時利用: OGWhatsAppは同時に2つのアプリを並行稼働できる。Switchmeはプロファイル切替で利用するため同時稼働は基本的にできません(切替操作が必要)。
  • 端末保証・リスク: OGWhatsAppはroot不要なのでリスクは低い。Switchmeはroot化に伴うリスクがある。

決め方の指針:

  • 安全性・プライバシーを重視し、複数プロファイルを明確に分離したいならSwitchme(ただしroot化のリスクを許容)。
  • 手軽さ、保証維持、同時利用を重視するならOGWhatsApp。

実行前チェックリスト

初心者向けチェック:

  • 端末のフルバックアップを取った(写真、連絡先、WhatsAppのGoogleドライブバックアップなど)
  • Googleアカウントにログインしている
  • 使用する2つの電話番号を準備済み(SMS/通話で認証できること)
  • 十分なストレージ空き容量がある

上級者向けチェック(Switchmeを使う場合):

  • 対応するroot化ツールと手順を確認した
  • ブートローダーのロック解除やメーカーの制限を理解している
  • rootによるリスク(保証、セキュリティ)を承諾した

よくある問題と対処法

問題: OGWhatsAppで復元が失敗する 対処:

  • /sdcard/OGWhatsApp フォルダの構成を確認。チャットDB(msgstore.db.cryptX)やMediaフォルダが存在するかチェック。
  • バックアップファイルがある場合、手動で適切なフォルダへ戻して再試行。

問題: Switchmeでプロフィール切替後アプリが消えた/見つからない 対処:

  • これは仕様です。各プロフィールはアプリを個別に保持します。必要なアプリは切替後に再インストールしてください。

問題: 認証SMSが受け取れない 対処:

  • 「電話で認証」を選び、確認コードを音声で受け取る。
  • 別の端末でSMS受信可能か、電話番号提供元に確認する。

問題: OGWhatsAppや非公式APKの安全性が心配 対処:

  • APKをダウンロードする前に配布元の評判を確認。可能ならサンドボックス環境や古い端末で動作確認を行う。

セキュリティとプライバシーの注意点

重要: 非公式アプリやroot化は個人情報漏洩リスクやマルウェア感染リスクを高めます。次のガイドラインを守ってください。

  • 非公式APKの発行元を慎重に選び、ダウンロード前に評判を確認する。
  • root化した端末はアプリがシステムに深くアクセスできるため、信頼できないアプリはインストールしない。
  • WhatsAppのバックアップ(特にローカルバックアップ)は暗号化されていない可能性があるため、機微なデータは扱いに注意する。
  • GDPRや各国の個人情報保護法に基づき、他者の個人情報を扱う場合は必要な同意を得ること。

リスク軽減策:

  • 必要最低限のアプリのみをプロファイルにインストールする。
  • 定期的にバックアップを取り、不要になったプロファイルは安全に削除する。
  • 可能であれば新しいWhatsAppの2段階認証を有効にする。

決定フローチャート

以下はどの方法を選ぶかの簡易フローです。

flowchart TD
  A[目的は何か?] --> B{同時に両方使うか?}
  B -- はい --> C[OGWhatsAppを検討]
  B -- いいえ(切替で良い) --> D{root許容か?}
  D -- はい --> E[Switchmeを検討]
  D -- いいえ --> C
  C --> F[バックアップを取る]
  E --> F
  F --> G[手順を実行]

チェックリストとSOP(短いプレイバック)

OGWhatsApp SOP:

  1. WhatsAppのバックアップ
  2. WhatsAppデータ消去
  3. /sdcard/WhatsApp を /sdcard/OGWhatsApp にリネーム
  4. 公式WhatsAppアンインストール
  5. OGWhatsAppインストール→古い電話番号で認証
  6. Playから公式WhatsApp再インストール→新番号で認証

Switchme SOP:

  1. 端末対応のroot化手順を確定
  2. 必須バックアップ取得
  3. root化実行
  4. Switchmeインストール→Superuser許可
  5. プロファイル作成→切替→WhatsAppインストールと認証

テストケースと受け入れ基準

  • 受け入れ基準1: OGWhatsAppと公式WhatsAppが同時にインストールされ、それぞれ異なる電話番号でメッセージ送受信できる。
  • 受け入れ基準2: SwitchmeでプロファイルAとプロファイルBを切り替えたとき、片方のプロファイルのWhatsAppデータがもう片方に影響を与えない。
  • テストケース例: 電話番号AからBへメッセージ送信、両方で届くか確認。プロファイル切替でチャット履歴が分離されているか確認。

マインドセットとヒューリスティック

  • 最小限の変更で済ませる: 目的を達成するのに必要以上のシステム変更(root化など)を行わない。
  • バックアップは必須: どんな手順でも最初にバックアップ。問題発生時の復旧が可能。
  • 承認済み手法を優先: 公式や信頼できるソースに近い手法を先に検討。

まとめ

  • OGWhatsAppは手軽に同一端末で2つのWhatsAppアカウントを並行利用したい場合に有効です。ただし非公式APKのリスクを理解しておく必要があります。
  • Switchmeはより厳密にプロファイルを分離できるため、プライバシー重視のユーザーやアプリの完全な独立を求めるユーザーに向きますが、root化に伴うリスクを受け入れる必要があります。
  • どちらの方法でも事前のバックアップ、配布元の信頼性確認、認証用電話番号の準備を行ってください。

重要: 実行結果や端末の挙動は機種やAndroidバージョン、アプリのアップデート状況により変わります。手順は参考として、作業は自己責任で行ってください。

参考リンク

箇条書きのまとめ:

  • 1台で複数のWhatsAppを運用するには公式サポートがないため工夫が必要
  • OGWhatsAppはroot不要で手軽、Switchmeはroot化してプロファイルを分離する方法
  • いずれもバックアップとセキュリティの確認が必須
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