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Windows 11で見つからないConnectアプリをインストールする方法

2 min read Windows トラブル 更新されました 03 Oct 2025
Windows 11でConnectアプリが見つからない時の対処法
Windows 11でConnectアプリが見つからない時の対処法

Windows 11でConnectアプリをインストールする手順を示すスクリーンショット

重要: ConnectアプリはMiracastを利用した画面ミラーリング用です。接続先デバイスがMiracastをサポートしていることを事前に確認してください。

目次

  • Settingsからワイヤレスディスプレイを追加してConnectアプリを復活させる方法
  • コマンドライン(DISM / PowerShell)でConnectアプリをインストールする方法
  • 代替手段とトラブルシューティング
  • エンドユーザー / IT管理者向けチェックリスト
  • よくある質問

Settingsからワイヤレスディスプレイを追加してConnectアプリを復活させる方法

  1. Windowsキー + I を押して「設定」を開きます。
  2. 左側メニューから「アプリ > オプション機能」へ移動します。※一部のWindows 11環境では「システム」タブ内に「オプション機能」があるので確認してください。
  3. 「機能の追加」をクリックします。
  4. 検索ボックスで「Wireless Display」または「ワイヤレス ディスプレイ」と入力します。
  5. 検索結果から「Wireless Display」を選択し、「インストール」をクリックします。
  6. インストール完了後、スタートメニューで「Connect」と検索して起動します。

補足: ダウンロードとインストールにはインターネット接続が必要です。社内環境でプロキシやファイアウォールを通している場合は、IT管理者に確認してください。

コマンドラインでConnectアプリをインストールする方法

管理者権限のコマンドプロンプトまたはPowerShellを利用すると、手動で機能を追加できます。GUIで見つからない場合やスクリプト化したい場合に便利です。

手順(昇格済みのコマンドプロンプト):

  1. スタートをクリックし、”cmd” と入力します。
  2. 検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選びます。
  3. ユーザーアカウント制御(UAC)の確認が出たら「はい」を選択します。
  4. 以下のコマンドを貼り付けてEnterを押します。
DISM /Online /Add-Capability /CapabilityName:App.WirelessDisplay.Connect~~~~0.0.1.0
  1. インストールが始まり、完了すると成功メッセージが表示されます。
  2. スタートで「Connect」を検索して起動します。

PowerShellを使う場合(代替):

Add-WindowsCapability -Online -Name App.WirelessDisplay.Connect~~~~0.0.1.0

PowerShellコマンドは管理者モードで実行してください。

代替手段と使い分け

  • サードパーティ製ミラーリングアプリ: Miracast非対応デバイスや追加機能が必要な場合は、AirServerやReflectorなどの商用ソリューションを検討できます。ただしセキュリティやライセンスを確認してください。
  • 有線接続: ネットワーク制約や低遅延が必要ならHDMIやUSB-Cケーブルによる直接接続を検討してください。
  • リモートデスクトップ: 単に画面共有やリモート操作が目的なら、Windows リモートデスクトップやTeamsなどが代替になります。

トラブルシューティング — よくある問題と対処法

重要: まずは接続先(受け側)と送信側の両方がMiracastをサポートしているかを確認してください。

  • インストールが失敗する/ダウンロードが途中で止まる
    • インターネット接続、プロキシ、または社内FWのブロックを疑ってください。IT管理者にWindows Updateのアクセス許可を確認してもらいます。
  • インストール後にConnectアプリが見つからない
    • スタートメニューのインデックス更新を待つか、再起動を一度行ってください。PowerShellでインストールログを確認することも有効です。
  • 画面ミラーリングが繋がらない/接続が不安定
    • 無線LANの帯域と干渉を確認してください。可能なら5GHz帯を使用します。
    • グラフィックドライバーとネットワークドライバーを最新に更新してください。
    • ファイアウォールやセキュリティソフトがUDP/TCP通信をブロックしていないか確認します。
  • 組織のポリシーで制限されている
    • グループポリシーやIntuneでオプション機能のインストールが禁止されている場合は、IT管理者に申請して対応してもらいます。

エンドユーザー / IT管理者向けチェックリスト

エンドユーザー:

  • Miracast対応の受信機があるか確認
  • Windows Updateを適用しておく
  • 設定 > アプリ > オプション機能 > 機能の追加 で「Wireless Display」を探す
  • インストール後、PCを再起動してConnectを検索

IT管理者:

  • 社内プロキシ・FWでWindows Updateや必要なURLが許可されているか確認
  • 必要ならIntuneやSCCMで App.WirelessDisplay.Connect を配布
  • グループポリシーでインストール制限がかかっていないか確認
  • ドライバー配布と互換性チェック(Wi‑FiとGPU)を実施

簡易プレイブック: インストールから検証まで(短期運用)

  1. 前提確認: Miracast対応、ネットワークアクセス、管理者権限
  2. GUIで機能追加を試す(推奨)
  3. 失敗する場合は管理者コマンドでDISMまたはPowerShellを実行
  4. インストール後、再起動してConnectを起動
  5. 受信機との接続テスト(画面のキャプチャ、音声の有無、遅延確認)
  6. 問題が残る場合はドライバー更新・ファイアウォール設定・無線環境の見直し

ロールバック(アンインストール):

DISM /Online /Remove-Capability /CapabilityName:App.WirelessDisplay.Connect~~~~0.0.1.0

PowerShellでのアンインストール:

Remove-WindowsCapability -Online -Name App.WirelessDisplay.Connect~~~~0.0.1.0

事実ボックス — キーとなるポイント

  • ConnectアプリはWindows 10ではプリインストールだったが、Windows 11ではオプション機能に移動
  • 機能名: App.WirelessDisplay.Connect~~~~0.0.1.0
  • GUI / DISM / PowerShell のいずれかで追加可能

よくある質問

Connectアプリはどこにあるのですか

ConnectアプリはWindows 11で隠れており、オプション機能として提供されています。設定アプリの「オプション機能」→「機能の追加」から「Wireless Display」をインストールすると、スタートメニューでConnectが表示されます。

Windows 11でConnectアプリをどうやってインストールしますか

設定 > アプリ > オプション機能 > 機能の追加 で「Wireless Display」を選んでインストールします。コマンドラインでは以下を使用します:

DISM /Online /Add-Capability /CapabilityName:App.WirelessDisplay.Connect~~~~0.0.1.0

またはPowerShellで:

Add-WindowsCapability -Online -Name App.WirelessDisplay.Connect~~~~0.0.1.0

なぜConnectアプリが隠れているのですか

明確な公式コメントは少ないですが、MicrosoftはWindows 11で機能を「オプション機能」として整理し、必要なユーザーだけが追加できるようにしたためです。

最終的なまとめ

Connectアプリは消えていません。Windows 11では「Wireless Display」機能として提供されており、設定から追加するか、管理者コマンドでインストールできます。接続トラブルはドライバー、ネットワーク、ファイアウォール、受信機のMiracast対応の有無を順に確認してください。

注意: 管理ポリシーで機能の追加が制限されている環境ではIT部門に連絡してください。

重要: 以下のフローチャートは、インストール手順の判断を視覚化したものです。

flowchart TD
  A[開始] --> B{GUIで追加可能?}
  B -- はい --> C[設定からWireless Displayを追加]
  B -- いいえ --> D[管理者コマンドでDISM/PowerShell実行]
  C --> E{Connect表示される?}
  D --> E
  E -- はい --> F[接続テスト]
  E -- いいえ --> G[トラブルシューティング(ドライバー/ネットワーク/ポリシー)]
  G --> H[IT管理者へ連絡]
  F --> I[完了]
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