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Microsoft Edge のキャッシュを削除する方法

2 min read ブラウザ 更新されました 25 Sep 2025
Microsoft Edgeのキャッシュを削除する方法
Microsoft Edgeのキャッシュを削除する方法

なぜキャッシュを消すと有用なのか

キャッシュはウェブページの画像やスクリプトなどのリソースをローカルに保存し、次回の読み込みを高速化します。定義:キャッシュ — ブラウザが再利用するために保存する一時ファイルの集合。

利点:

  • 表示速度の向上
  • 帯域幅の節約

問題になる場面:

  • サイトが更新されたのに古い内容が表示される
  • セキュリティ設定の変更によりログインや購入ができない
  • キャッシュが破損してブラウザの動作がおかしくなる

重要: キャッシュを消すと一時的にページの読み込みが遅くなりますが、最新データを確実に取得できます。

手動でキャッシュを削除する手順

  1. Microsoft Edge を開きます。
  2. 右上の三点(…)をクリックします。
  3. 「Settings」を選択します。
  4. 左メニューから「Privacy and services」をクリックします。

Microsoft Edge の設定で「Privacy and services」を表示するスクリーンショット

  1. 「Clear browsing data」までスクロールし、「Choose what to clear」をクリックします。
  2. 上部のドロップダウンで、削除する期間を選びます(Past hour、past 24 hours、past seven days、past four weeks、All time など)。

どの期間を削除するか選ぶ画面のスクリーンショット

  1. 削除したいデータの種類(Browsing history、Cookies、Cached images and files など)にチェックを入れます。
  2. 「Clear now」をクリックします。

キャッシュやクッキーなど削除対象を選ぶ画面のスクリーンショット

確認ポイント:

  • パスワードやフォームデータを保持したい場合は、それらのチェックを外してください。
  • 「All time(全期間)」を選ぶと古いキャッシュもすべて消えます。

閉じるたびに自動でキャッシュを削除する方法

  1. Microsoft Edge を開きます。
  2. 右上の三点(…)→「Settings」→左メニューの「Privacy and services」を選択します。
  3. 「Clear browsing data」の項目までスクロールします。
  4. 「Choose what to clear every time you close the browser」横の矢印をクリックします。

ブラウザ終了時に自動で削除する設定画面のスクリーンショット

  1. 閉じるたびに削除したいデータ種類(Browsing history、Cookies、Cached images and files など)を選択します。

Note: パスワードや保存済みフォームデータを消すと、次回ログイン時に再入力が必要になる場合があります。

代替アプローチと短時間で確実に最新表示にする方法

  • ハードリロード(ページの強制再読み込み): Windows では Ctrl+F5、Mac では Shift+Command+R。これはキャッシュを一時的に無視してページを再取得します。
  • 開発者ツールを使ったキャッシュの無効化: F12 → Network タブ → 「Disable cache」にチェック(開発者ツールが開いている間のみ有効)。
  • 特定のリソースだけ消す: サイトのリソースが原因の場合、開発者ツールの Application タブ→ Clear storage や Storage → Cookies / Cache Storage から個別に削除できます。

キャッシュを消しても問題が解決しない場合(チェックと対処)

  1. ネットワーク接続を確認する(ルーターの再起動や別の回線で試す)。
  2. ブラウザ拡張機能を無効化して再試行する(拡張機能がページ表示を変更することがある)。
  3. 別のブラウザで同じページを確認する(問題がブラウザ固有かを判別)。
  4. ブラウザを最新バージョンに更新する。
  5. プロファイルが壊れている疑いがある場合は、新しいユーザープロファイルで動作確認する。

Counterexample(失敗例): サイト側でキャッシュ制御ヘッダーが間違っている場合、ブラウザ側で消してもすぐに同じ古いリソースが提供されることがあります。この場合はサイト管理者に問い合わせが必要です。

受け入れ基準

  • ページを再読み込みして最新の変更が反映される。
  • ログインや購入などの操作が正常に行える。
  • ブラウザの表示や動作の異常が解消されている。

役割別チェックリスト

  • エンドユーザー:

    • 「Privacy and services」から一度手動でキャッシュを消す。
    • ハードリロードを試す。
    • 保存したパスワードのバックアップを確認。
  • IT 管理者:

    • 社内ポリシーに基づき自動削除の設定を検討。
    • グループポリシーやプロビジョニングでキャッシュ設定を標準化。
  • ウェブ開発者:

    • 適切なキャッシュ制御ヘッダー(Cache-Control, ETag)を設定。
    • リリース時にバージョン付けしたアセットを配信する(cache-busting)。

簡易プレイブック(短時間で行う手順)

  1. サイトが最新表示されない → Ctrl+F5(強制リロード)を実行。
  2. 解決しない → 設定→「Privacy and services」→「Clear browsing data」で期間を「All time」にしてキャッシュを削除。
  3. それでもダメ → 拡張機能を無効化、別ブラウザで確認。
  4. サイト側に原因がありそうなら運営に問い合わせ。

ミニ・トラブルシューティング表

  • 問題: ページが古い → 対処: ハードリロード → 成功で終了
  • 問題: メディア再生ができない → 対処: キャッシュとCookiesを削除 → 成功で終了
  • 問題: ログインできない → 対処: Cookiesのみ削除、パスワードは保持 → 成功で終了

意思決定フロー(簡易)

flowchart TD
  A[ページが最新でない] --> B{すぐに試す}
  B -->|はい| C[Ctrl+F5(強制リロード)]
  C --> D{解決したか}
  D -->|はい| E[終了]
  D -->|いいえ| F[設定→Privacy and services→Clear browsing data]
  F --> G{解決したか}
  G -->|はい| E
  G -->|いいえ| H[拡張機能無効化、別ブラウザ確認、サイト運営へ連絡]

セキュリティとプライバシーの注意点

  • 公共端末でブラウジングする場合、終了時に自動でデータを消す設定が有効です。
  • パスワードやフォームデータの自動削除を有効にすると利便性が下がるため、利用シナリオに応じて選択してください。

まとめ

  • キャッシュは高速表示に役立ちますが、古いコンテンツや破損したデータが問題を起こすことがあります。
  • 手動削除、閉じるたびの自動削除、ハードリロード、開発者ツールの無効化など複数の対処法があります。
  • 問題が解決しない場合は拡張機能、ネットワーク、サイト側の設定も確認してください。

Image credit: ブラウザ履歴の削除(砂時計、クッキー、進行バー) by DepositPhotos

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