Google画像検索で「View Image」ボタンを取り戻す:3つの実践的な方法

問題の背景(簡単に)
Googleは「View Image」ボタンと「Search by Image」ボタンを画像検索結果から削除しました。これは、画像の出典サイトにユーザーを誘導し、画像を保有するサイトに収益をもたらすとともに、Getty Imagesとのライセンス合意が影響したとされています。ユーザーは直接画像だけを開けなくなり、「訪問(visit)」ボタン経由で出典ページにアクセスする必要が増えました。
重要: 画像をダウンロード・再利用する際は著作権と利用規約を必ず確認してください。これは法的かつ倫理的な要請です。
目次
- 主要な代替案(DuckDuckGo / ブラウザ拡張 / Startpage)
- 手動で画像を開く方法
- 比較マトリクス
- いつこれらが使えないか(制限・例外)
- 代替エンジンや追加の選択肢
- 役割別チェックリスト
- 画像利用のミニ・メソドロジー(安全にダウンロードする手順)
- 1行用語集
- まとめ
主要な代替案(実践手順付き)
1. DuckDuckGo(直接画像を開けることが多い)
DuckDuckGoはプライバシー重視の検索エンジンで、検索結果から直接画像ファイルを開く「View file」や類似の操作が可能です。
手順:
- DuckDuckGoで検索を行う(例: site:example.com 画像キーワード)。
- 画像サムネイルをクリックして拡大ビューを開く。
- 「View file」または「View Image」に相当するリンクを探し、クリックして画像を別タブで表示する。
長所: プライバシー配慮が強く、拡張機能不要で動作する。短所: 全ての画像で必ず同じ挙動になるとは限らない。
2. ブラウザ拡張機能「ViewImage」 for Chrome / Firefox
開発者が作った拡張機能を入れると、Google画像検索に「View Image」ボタンを復元できます。拡張機能は公式ストア(Chrome ウェブストアやFirefoxアドオン)からインストールします。
手順:
- ChromeやFirefoxの拡張機能ストアで「ViewImage」を検索する。
- 拡張機能をインストールし、必要なら権限を確認・許可する。
- Google画像検索を再読み込みすると、以前と同様に「View Image」や「Search by Image」ボタンが表示される場合があります。
長所: 元のUXに近い体験をすぐに復元できる。短所: 拡張機能は権限・セキュリティの観点で注意が必要。会社PCでは導入できない場合がある。
重要: 拡張機能の提供元と権限(閲覧するサイト、操作ログ等)を必ず確認してください。
3. Startpage(匿名化したGoogleベースの検索)
StartpageはGoogleの結果を匿名化して提供するサービスで、画像検索結果に「View Image」に相当する動作が残っていることがあります。
手順:
- Startpageにアクセスして画像検索を行う。
- サムネイルをクリックし、出てくるリンクで画像をフル解像度表示する。
長所: プライバシーと使い勝手の折衷。短所: 常に同じ挙動が保証されるわけではない。
手動で画像を開く(拡張不要の基本テク)
ブラウザのコンテキストメニューを使う方法です。
方法A(右クリック):
- サムネイル上で右クリック → 「画像アドレスをコピー」または「画像のURLをコピー」→ 新しいタブにURLを貼り付けて開く。
方法B(別タブで開く):
- 右クリック → 「新しいタブで画像を開く」や「画像を新しいタブで開く」を選択して、画像を別タブで表示する。
注意: サイト側のホットリンク対策や参照チェック(リファラ制限)があると、直接URLで画像を表示できない場合があります。
比較マトリクス
方法 | 導入の手軽さ | プライバシー | 拡張の要否 | 出典サイト誘導 | 企業利用の可否 |
---|---|---|---|---|---|
DuckDuckGo | 高い | 高い | 不要 | 中 | 高 |
ViewImage拡張 | 中 | 拡張依存 | 要 | 低(直接表示) | 低〜中 |
Startpage | 中 | 高い | 不要 | 中 | 中 |
右クリック手動 | 高い | 高い | 不要 | 低(直接) | 高 |
いつこれらが使えないか(制限・例外)
- サイトが参照元チェック(リファラ)やホットリンク防止を設定している場合、直接画像を開けない。
- 画像が動的に配信される(CDNのキャッシュ制御や認証が必要)場合は、どの方法でも失敗することがある。
- 企業や教育機関のネットワークでは拡張機能のインストールが制限されていることがある。
代替検索エンジンと追加の選択肢(短評)
- Bing Images: 検索体験はGoogleに近い。地域や結果の見え方が異なる。
- Yandex: 特にロシア語圏で強い。地域制限がある場合がある。
- 専門の画像ライブラリ(Unsplash、Pexels、Pixabayなど): 商用利用可のフリー素材が欲しい場合はこちらを優先。
役割別チェックリスト
ウェブジャーナリスト:
- 出典元の確認を最優先にする。
- 著作権情報とライセンスを記事に明示する。
デザイナー/マーケター:
- 商用利用可のライセンスを持つ画像を選ぶ。
- 高解像度が必要ならCDNや出典元の利用条件を確認する。
一般ユーザー:
- 個人使用でも著作権を尊重する。
- 拡張機能導入のリスクを理解する。
画像利用のミニ・メソドロジー(安全にダウンロードする手順)
- 画像を見つける。
- 出典サイトを開き、掲載ページの文脈と著作権表示を探す。
- ライセンス(明示的な利用許可、クレジット表記、商用利用可否)を確認する。
- 必要ならサイト運営者に利用許可を問い合わせる。
- 利用条件を満たした上でダウンロードする(クレジット表記が必要なら記載する)。
1行用語集
- View Image: Googleが提供していた画像を直接表示するボタン。
- リファラ(referrer): ブラウザが送る参照元情報。サイトがこれを元にアクセス制限をすることがある。
- ホットリンク防止: 他サイトからの直接画像表示を防ぐ設定。
ソーシャルプレビューの提案
- OGタイトル: Google画像検索で「View Image」を取り戻す方法
- OG説明: DuckDuckGo、Startpage、拡張機能の3つの方法で「View Image」相当の操作を復元する手順と注意点を解説します。
まとめ
- Googleは「View Image」を削除しましたが、DuckDuckGo、Startpage、ブラウザ拡張、手動操作で同等の操作を行えます。
- 拡張機能は利便性が高い一方、権限やセキュリティに注意が必要です。
- 画像のダウンロードや再利用は必ず著作権とライセンスを確認してください。
重要: 本記事は使い方を説明するものであり、著作権侵害を助長する意図はありません。常に出典の利用条件に従ってください。