WhatsAppの「View Once」写真・動画を復元して保存する方法(2025)

重要: WhatsApp LiteXは非公式の改造アプリです。利用は自己責任です。アカウント停止やセキュリティ問題の可能性があります。
目的と前提
目的: WhatsAppの「View Once(一度だけ表示)」として受け取った写真・動画を、Android端末で復元(再表示)および保存する方法を示します。
定義(1行): 「View Once」は受信者が一度表示すると自動的に削除され、端末ストレージに保存されないメディア送信モードです。
前提: この方法はAndroid専用です。iOSやWhatsApp Webでは動作しません。
何ができるかと制限
できること:
- WhatsApp LiteXを使って「View Once」メディアを複数回表示可能
- そのメディアを端末にダウンロードして保存可能
できないこと:
- iPhone上で同じ手順を実行することはできません
- WhatsAppによる検出・アカウント停止の可能性を完全には排除できません
リスクと注意点
重要:
- WhatsAppの利用規約に反する可能性があります。Metaは非公式クライアントの使用を検出するとアカウントを一時停止または永久停止することがあります。
- 改造APKはマルウェアのリスクがあります。信頼できる配布元以外からのダウンロードは避けてください。
- 法的・倫理的な問題: 送信者の意図やプライバシーを尊重してください。送信者の許可なく保存・共有することは問題になります。
準備: Play Protectをオフにする手順
AndroidのPlay Protect(Google Playによるアプリスキャン)を無効化します。手順:
- Play ストアアプリを開きます。
- 画面右上のアカウントアイコンをタップして「Play プロテクト」を選びます。
- Play プロテクト画面の歯車アイコンをタップします。
- 「Play プロテクトでアプリをスキャン」をオフにします。
- 確認ダイアログで「オフにする」を選択します。
- 「有害なアプリ検出の改善」もオフにします。
注意: Play Protectを無効化すると端末全体のセキュリティが低下します。作業が終わったら再度有効化することを推奨します。
WhatsApp LiteXのダウンロードとインストール手順
手順:
- 信頼できる配布元からWhatsApp LiteX APKをダウンロードします。配布元が不明な場合はダウンロードしないでください。
- ファイルアプリ(Files等)を開き、「ダウンロード」フォルダに移動します。
- WhatsApp LiteX APKの横にある三点メニューをタップし、「インストール」を選択します。
- 確認ポップアップで「インストール」をタップします。
- インストール後、WhatsApp LiteXアプリを開きます。
- 言語を選び、「同意して続行」をタップします。
- 画面右上のオーバーフローメニュー(縦三点)をタップし、「コンパニオン端末としてリンク」または「Link as Companion Device」を選択します。
- QRコードが表示されます。別のスマートフォンで素早くQRコードの写真を撮っておきます(後述の方法で読み込むため)。
- 元の公式WhatsAppアプリを起動します(メタのWhatsApp)。
- 右上のメニュー(ケバブメニュー)をタップし、「リンク済みデバイス」を選びます。
- 「デバイスをリンク」をタップし、QRコードスキャナーを起動します。
- 公式WhatsAppのQRコードスキャナーで、先ほど撮影したQRコードの写真を画面にかざして読み取らせます。
結果: 公式WhatsAppのチャットがWhatsApp LiteX側に複製され、受信した「View Once」メディアもLiteXで開けるようになります。
「View Once」メディアの閲覧と保存方法
- 誰かがあなたに「View Once」で写真や動画を送信したら、公式WhatsAppではなくWhatsApp LiteXを起動します。
- 該当チャットを開き、メディアをタップして表示します。LiteXでは複数回表示可能です。
- 保存したい場合は、表示画面のダウンロードまたは保存オプションをタップして端末に保存します。
重要な作業後の対策:
- 保存が終わったら、ただちにWhatsApp LiteXからログアウトしてください。ログアウトするとセッションが切れ、検出されるリスクを減らせます。
- 可能なら端末のPlay Protectを再度有効化してください。
アカウント停止のリスクを低くする運用ルール
基本方針: 非公式クライアントを利用している時間を最小化する。常時ログインしない。
具体策:
- 必要なときだけリンクして作業後すぐログアウトする。
- 長時間連続で使わない。
- 個人情報や決済情報を扱うチャットでの使用は避ける。
注意: これらはリスクを低減するヒューリスティック(経験則)に過ぎません。完全な安全を保証するものではありません。
代替手段と対処法(検討・比較)
- 送信者に再送してもらう: 最も安全で倫理的。送信者の同意があれば最速で合法的です。
- 画面を別端末で撮影する: 技術的には可能。ただし相手の意図やプライバシーを尊重すべきです。
- サードパーティのバックアップアプリ: 公式以外のバックアップもプライバシーとセキュリティに注意。多くは信頼できません。
- ルート化(Root)や中級者向けのシステム改造: 高リスクで端末保証やOTA更新に影響。上級者向けです。
いつ機能しないか(反例):
- 送信者がメディアを送った後すぐにWhatsApp側でサーバーから削除されている場合、または送信が失敗した場合は復元不能なことがあります。
- Metaがサーバー側で対策を行っている場合、またはLiteXが最新のプロトコルに対応していない場合、同期に失敗する可能性があります。
短い運用チェックリスト
事前チェック:
- バッテリーが20%以上あるか
- 重要なチャットのバックアップを取ったか
- ダウンロード元が信頼できるか
作業手順(最小化されたSOP):
- Play Protectをオフにする
- LiteXをインストールして起動する
- 公式WhatsAppでデバイスをリンクする(QRを読み取る)
- 必要なメディアをLiteXで開き、保存する
- LiteXからログアウトする
- Play Protectを再度有効にする
事後チェック:
- 公式WhatsAppでログイン状態を確認する
- 不審なメッセージや通知がないかを確認する
役割別チェックリスト
一般ユーザー:
- 送信者の許可を得る
- 必要最低限の操作で済ます
IT管理者・セキュリティ担当:
- 会社支給端末で非公式アプリを使わないよう周知
- モバイルデバイス管理(MDM)で許可されていないアプリをブロック
開発者/検証担当:
- テスト端末を用意し、本番アカウントを使わない
- ネットワークトラフィックの監視を行い、異常がないか確認
簡潔なリスクマトリクスと緩和策
- リスク: アカウント停止 — 影響: 高 — 緩和: 利用時間を短く、頻繁にログアウト
- リスク: マルウェア感染 — 影響: 高 — 緩和: 信頼できる配布元からのみダウンロード、権限を最小化
- リスク: プライバシー侵害 — 影響: 中〜高 — 緩和: 送信者の同意を得る
テストケース(受け入れ基準)
- TC1: LiteXをインストール後、元のWhatsAppと正常にリンクできること
- TC2: 「View Once」メディアをLiteX側で複数回表示できること
- TC3: メディアを端末に保存でき、ギャラリーで再生・閲覧できること
- TC4: 作業後にLiteXからログアウトすると同期が切れること
決定ツリー(どの方法を選ぶべきか)
flowchart TD
A[View Onceメディアを受信] --> B{送信者の許可が得られるか}
B -- はい --> C[送信者に再送してもらう]
B -- いいえ --> D{Androidか}
D -- いいえ --> E[復元不可: iOS/Webでは手段なし]
D -- はい --> F{非公式クライアントを使っても良いか}
F -- いいえ --> G[端末で撮影するか諦める]
F -- はい --> H[WhatsApp LiteXを試す(リスク理解の上で)]
よくある質問(FAQ)
Q: WhatsApp LiteXは無料ですか? A: はい。多くの場合は無料で配布されていますが、配布元によっては広告や別の収益化手段があるかもしれません。
Q: アカウント停止されますか? A: 可能性はゼロではありません。Metaは非公式クライアントを検出した場合にアクションを取ることがあります。リスク回避のため、短時間のみ使用することを推奨します。
Q: iPhoneで使えますか? A: いいえ。WhatsApp LiteXはAndroid用APKです。iOSでは同等の方法は基本的にありません。
倫理と法的注意
- 他人のプライバシーを侵害しないこと。送信者が意図的に「View Once」を使った場合、その意思を尊重するのが原則です。
- 組織や職場の端末で実行する場合、必ず社内ポリシーを確認してください。
まとめ(Bottom Line)
WhatsApp LiteXは、Android上で「View Once」メディアを再表示・保存するための実用的な回避策を提供します。ただし、非公式クライアントの使用はMetaの規約に抵触する可能性があり、アカウント停止やセキュリティリスクを伴います。最も安全なのは送信者に再送を依頼することです。どうしても使用する場合は、短時間だけリンクし、作業後は速やかにログアウトしてPlay Protectを有効に戻すことを徹底してください。
もし本記事の手順やリスクについて質問があれば、下のコメント欄にどうぞ。DigitBinのYouTubeチャンネルにも手順動画があるので、視覚的に確認したい方はそちらもご覧ください。
用語集(1行)
- View Once: 一度表示すると自動で削除され、端末に保存されないメディア送信モード。