概要
Spotifyは膨大な楽曲ライブラリを持つため、公開プレイリストを聴いていると自分の気分に合わない曲に出会うことがあります。モバイル版Spotifyなら、公開プレイリスト内の特定の曲を「非表示」にして再生から除外できます。非表示にした曲はプレイリスト上で灰色表示になり、タップしても再生されません。必要なら再表示して再び再生可能にできます。
重要なポイント
- 曲の非表示は「公開プレイリスト」「チャート」「ラジオ」など、他ユーザーが作成・共有したプレイリストのみで利用可能。自分が作成したプレイリストでは曲を完全に「削除」するしかありません。
- 非表示機能はAndroid / iOSアプリ限定。デスクトップアプリやWeb版には同機能がありません。
非表示と削除の違い
- 非表示: 曲はプレイリスト上に残るが灰色で再生されない。後で元に戻せる。公開プレイリストでのみ可能。
- 削除: プレイリストから曲が完全に消える。自分が作成したプレイリストで採用される操作。
モバイルで公開プレイリストの曲を非表示にする方法
- Spotifyアプリを開く。
- ホームまたは検索から目的の公開プレイリストに移動する。
- 非表示にしたい曲の右側にある「⋯（3点）」ボタンを押す。
- メニューから「Hide in this Playlist」を選ぶ。
非表示にした曲はプレイリスト内で灰色のブロッカーアイコンが付きます。曲名は見えますが再生されません。
非表示を解除して再生可能に戻す方法
- Spotifyアプリで非表示にした曲があるプレイリストを開く。
- 該当曲の右の「⋯（3点）」メニューを開く。
- 「Show in this playlist」を選ぶ。
代替操作として、曲の横に表示される灰色のブロッカーアイコンをタップすると、即座に再表示できます。
自分が作成したプレイリストで曲を取り除く方法
自分のプレイリストでは「非表示」は使えません。曲を完全に削除する手順は以下の通りです（モバイルとWebの手順を両方掲載します）。
モバイル（Android / iOS）
- Spotifyを開き、”Your Library”（ライブラリ）をタップして自分のプレイリストを開く。
- 削除したい曲の横の「⋯（3点）」を押す。
- 「Remove from this Playlist」を選ぶ。
Web版 / デスクトップ
- Spotify Webまたはデスクトップアプリでログイン。
- 左側のサイドバーから対象のプレイリストをクリックする。
- 削除したい曲の横にある「ケバブ（縦3点）」メニューを押す。
- 「Remove from this Playlist」を選ぶ。
いつ非表示が使えないか（反例）
- 自分が作成したプレイリストでは非表示は使えない。削除するしかない。
- デスクトップ・Webクライアントでは非表示メニューが存在しない。
- 一部の自動生成プレイリストや制限付きコンテンツでは動作が異なる可能性がある。
代替アプローチ（非表示が使えないとき）
- 個人用フィルタ付きプレイリストを作る: 気に入った曲だけをコピーして自分専用プレイリストを作成する。
- プレイリストの曲を「保存」して別のリストで管理: 気に入った曲だけYour Libraryに追加。
- アーティスト単位でブロックする（Spotifyは曲単位のブロックは不可だが、アーティストの曲を避ける設定か外部ツールを使う手もある）。
- サードパーティのプレイリスト管理ツールでフィルタを作る。
運用のためのミニ・メソッド（5ステップ）
- プレイリストを確認して聴きたくない曲を特定する。
- 公開プレイリストなら非表示、自己作成プレイリストなら削除を判断する。
- 変更を加えたら短時間再生して動作を確認する。
- 後で戻す可能性がある場合は非表示を使う。完全に要らない場合は削除する。
- 定期的にプレイリストを見直す（例: 月1回）。
役割別チェックリスト
リスナー
- 公開プレイリストの曲を非表示にできることを理解する。
- モバイルで操作することを覚える。
- 非表示はいつでも戻せることを意識する。
プレイリスト管理者（キュレーター）
- 自分のプレイリストでは削除が唯一の選択肢である点を説明する。
- 複数ユーザー向けに公開する場合、非表示機能に頼らず曲を慎重に選ぶ。
テクニカル管理者
- 非表示機能はアプリ側のUIに依存するため、ドキュメントやヘルプを更新する。
- 社内で共有するプレイリストの運用ルールを作る。
トラブルシューティング
- 非表示メニューが見つからない場合: プレイリストが「公開」か確認し、モバイルアプリかどうか確認する。
- 非表示にした曲が再生される場合: プレイリストではなく別のキュー（保存済み曲やダウンロード済み）から再生されていないか確認する。
- 非表示を解除できない場合: アプリを再起動、ログアウト再ログイン、最終手段でアプリ再インストールを試す。
意思決定フロー（Mermaid）
flowchart TD
A[プレイリストを開く] --> B{プレイリストは公開か？}
B -- はい --> C{モバイル'iOS/Android'か？}
B -- いいえ --> D[曲を削除する]
C -- はい --> E[曲のメニューから「Hide in this Playlist」を選ぶ]
C -- いいえ --> F[非表示不可。代替策を検討]
E --> G[曲は灰色表示で再生されない]
D --> H[曲はプレイリストから消える]セキュリティとプライバシーの注意点
- 非表示はあくまで自分の再生体験のためのもので、プレイリストの実体（公開側）には影響しません。つまり他のユーザーの表示には影響しません。
- サードパーティアプリに認可を与えている場合、外部でプレイリストが操作される可能性があるため、認可アプリ管理を定期的に確認してください。
小さな事実ボックス
- 非表示機能はモバイル限定。
- 自分作成のプレイリストでは非表示は使えない。
- 非表示は一時的で元に戻せる。
よくある質問
すべてのプレイリストで非表示できますか？
いいえ。公開プレイリスト、チャート、ラジオなど一部のみで利用可能です。自分作成のプレイリストでは非表示はありません。
自分のプレイリストで曲を非表示にできますか？
いいえ。自分のプレイリストでは曲を削除するだけです。
デスクトップやWebでも非表示できますか？
いいえ。非表示／再表示はAndroid・iOSアプリに限定されています。
運用の成熟度モデル（簡易）
- 初級: 非表示と削除の違いを理解し、必要時に手動で操作できる。
- 中級: 複数プレイリストを運用し、定期的に見直し・フィルタリングを行う。
- 上級: 外部ツールや自動化でプレイリストを管理し、配信向けに最適化する。
まとめ
- 公開プレイリストでは、モバイルアプリから個別曲を「Hide in this Playlist」で非表示にできます。
- 自分が作ったプレイリストでは曲を削除するしかありません。
- 非表示機能は便利ですが、再生系やキューの仕組みを理解して使うと混乱が少なくなります。
もしこの記事を読んでまだ疑問があれば、下のコメント欄に質問を残してください。また、DigitBinのYouTubeチャンネルのチュートリアル動画も参考になります。良い音楽ライフを！
1行用語集
- 非表示: プレイリスト上で曲を再生対象から除外する一時的な設定。
- 削除: プレイリストから曲を完全に取り除く操作。
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