FIFA 19:オンラインで「An update to this title is required before you can access online features」が表示されるときの直し方

概要: FIFA 19でオンラインサーバーに接続しようとした際に「An update to this title is required before you can access online features」というメッセージが表示され、オンライン機能に入れない問題が稀に発生します。本記事は原因の切り分けと確実な復旧手順、代替手段、および運用的な予防策をまとめた実用ガイドです。
原因の概要
このエラーメッセージは、ゲームのタイトルアップデート(パッチ)が適用されていない、またはアップデート検出に失敗しているときに表示されます。主な原因は以下の通りです。
- ゲーム側のアップデートが未適用
- コンソールやPCの一時キャッシュが古い情報を保持
- ネットワークの断続的な問題やNAT制限
- 自動更新が無効で、手動での更新が行われていない
- 稀にEAサーバー側の問題
用語定義: タイトルアップデート = ゲーム開発者が配布する公式パッチや更新ファイル。
基本的な修正手順(最も簡単で効果的)
- プレイ中の機器(PS4、Xbox、PCなど)の電源を完全にオフにします。単なるスリープではなくシャットダウンしてください。
- 機器の電源を切ったら1分ほど待ちます。
- 機器を再度オンにし、FIFA 19を起動します。
- ゲームが自動的に最新のタイトルアップデートを検出してダウンロードを開始します。ダウンロードとインストールが終わるまで待ちます。
- 更新後、必要であればゲームを再起動します。
- 再発防止のため、機器の自動アップデート設定を有効にします。
注意: 手順4で自動ダウンロードが始まらない場合は、ネットワーク接続を確認してください(次節参照)。
PS4でのキャッシュクリア手順(PS4ユーザー向け)
- PS4を完全にシャットダウンします(電源ランプが消えるまで)。
- 電源ケーブルをコンセントから抜きます。
- 約60秒待ちます。内部のキャッシュがクリアされ、ネットワーク接続情報が初期化されます。
- 電源ケーブルを差し戻し、PS4を起動します。
- FIFA 19を起動して、アップデートが正常に適用されるか確認します。
この手順はキャッシュ由来の誤検知を解消することが多いです。
追加の確認項目と代替アプローチ
- ネットワーク確認
- ルーターの再起動を行い、インターネット接続が安定しているか確認します。
- NATタイプが厳しい場合は、UPnPを有効にするかポート開放を検討します(ルーターの管理画面で設定)。
- ストレージの空き容量
- アップデートのダウンロードには十分な空き容量が必要です。空きが少ない場合は不要なデータを削除してください。
- EAサーバー状況の確認
- 公式のサーバーステータスやTwitterのEAサポートを確認して、サーバー側の問題でないか確認します。
- 手動でアップデートを探す
- コンソールのゲームライブラリからFIFA 19を選び、[アップデートを確認]や[最新状態にする]を選択できる場合は実行します。
- VPNを使う(最後の手段)
- ISPによる帯域制限やルーティング問題が疑われる場合、信頼できるVPNサービスで接続場所を変えて試す方法があります。ただし、遅延(レイテンシ)が増えるとオンライン対戦には不利になります。
いつ上記が効かないか(失敗するケース)
- EAのメンテナンス中や大規模障害時は、いくら端末を再起動しても接続できません。
- ローカルのネットワークポリシー(学校や企業のネットワーク)で特定ポートが閉じられている場合は、ルーター/管理者に問い合わせが必要です。
- ゲームデータが破損している場合は、ゲームの再インストールが必要になることがあります。
小さな運用ガイド(SOP): 5分で復旧チェックリスト
- 電源オフ → 電源オン(完全シャットダウン)
- FIFA 19を起動してアップデートを待つ
- 失敗ならルーター再起動
- PS4ならキャッシュクリア(コンセント抜き)
- それでもダメならEAサーバー状況確認 → 再インストール検討
この順を守れば、短時間で原因を切り分けられます。
役割別チェックリスト
- プレイヤー(一般)
- 機器を完全シャットダウンして再起動
- ゲームの自動更新を有効化
- ストレージの空き容量を確認
- ホスト/大会運営
- 事前に最新パッチを適用しておく
- 参加者に自動更新を促す案内を出す
- 大会前にサーバーステータスを確認
- ネットワーク管理者
- 必要ポートが開放されているか確認
- UPnPの利用可否を判断し設定
ミニチェックフロー(Mermaid)
flowchart TD
A[開始] --> B{ゲームが起動するか}
B -- はい --> C{アップデートを検出するか}
B -- いいえ --> D[機器を完全シャットダウン]
D --> E[再起動して再確認]
C -- はい --> F[アップデートを適用して完了]
C -- いいえ --> G[ネットワーク確認]
G --> H{EAサーバー正常か}
H -- いいえ --> I[時間をおいて再試行]
H -- はい --> J[キャッシュクリアまたは再インストール]
よくある質問
Q: 自動更新をONにする方法は? A: PS4/Xbox/Windowsそれぞれの設定メニューで自動ダウンロード/自動インストールを有効にします。具体的な手順は各プラットフォームのサポートページを参照してください。
Q: 再インストールは必要ですか? A: アップデート検出や適用で改善しない、またはゲーム起動時にデータ破損を示すメッセージが出る場合は再インストールを検討してください。
Q: VPNでのプレイはおすすめですか? A: 一時的なルーティング問題の回避には有効ですが、遅延が増えるためオンライン対戦では不利になる点に注意してください。
まとめ: 多くの場合、本体の完全なシャットダウン→再起動とタイトルアップデートの適用、PS4ではキャッシュクリアで問題は解消します。自動更新を有効にしておくことで再発を防げます。EA側の障害やネットワーク制限が原因のケースは別途対処が必要です。
要点チェックリスト(簡易):
- 機器を完全シャットダウンして再起動
- FIFA 19の更新を待つ/手動で更新
- PS4ならコンセントを抜いてキャッシュクリア
- ルーター再起動、UPnPやポート設定を確認
- EAサーバー状況を確認
関連リンクと参考(英語):
- FIFA 19 サーバーステータス(EA公式サポートを参照してください)