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Steam DeckでMicroSDを使ってストレージを増やす方法

2 min read ゲーム 更新されました 15 Oct 2025
Steam DeckでMicroSDでストレージを増やす方法
Steam DeckでMicroSDでストレージを増やす方法

重要: MicroSDは内部SSDより読み書きが遅いことが一般的です。高速カード(UHS-I U3、A1/A2)を選ぶと体感差を小さくできますが、完全にSSDの速度には届きません。


Steam Deck本体とMicroSDスロットが見える写真

概要

Steam Deckは64GB〜512GBの内蔵ストレージで販売されています。64GBモデルはeMMC、256GB/512GBモデルはSSDを採用しており、SSDの方が高速です。大容量タイトルを複数入れると内蔵ストレージはすぐに満杯になります。Valveはこれを見越してMicroSDカードスロットを搭載しており、MicroSD / MicroSDHC / MicroSDXCを最大2TBまで利用できます。

このガイドでは、カードの選び方、実際の挿入とフォーマット、ゲームの移動手順、トラブル時の対処法までを網羅します。

この記事の対象者

  • 内蔵ストレージが足りないSteam Deck所有者
  • 外出先で大容量ゲームを扱いたい人
  • MicroSD選びに迷っている人

主な手順(短縮版)

  1. MicroSDカードを購入する(下記の推奨スペックを参照)
  2. 本体右下のスロットにカードを挿入する
  3. Steamボタン > 設定 > システム > SDカードをフォーマット でフォーマット
  4. 設定 > ストレージ でゲームを選び、YキーでmicroSDへ移動

推奨するMicroSDカードの仕様

  • 規格: MicroSD / MicroSDHC / MicroSDXC(最大2TBまで対応)
  • 推奨クラス: UHS-I U3 以上、A1またはA2アプリパフォーマンスクラスが望ましい
  • 実効速度: ソースでは最低100 Mbpsの読み書きが推奨とされています。購入前にメーカー仕様を確認してください。

注意: 実効速度はベンチマークやファイルサイズにより差が出ます。メーカーの理論値は常に実環境を反映するとは限りません。

カード選びチェックリスト(購入前)

  • 容量は本当に必要なサイズか(256GB / 512GB / 1TB / 2TB)
  • 速度クラス: UHS-I U3 以上か?
  • A1/A2表記があるか?(アプリ起動やロード改善に有利)
  • ブランドと保証:信頼できるメーカーを選ぶ
  • 価格対性能:安すぎるカードは品質にバラツキがある場合がある

ステップバイステップ手順(詳細)

1) カードの購入

用途別の目安:

  • カジュアル/低予算: 128GB〜256GB、UHS-I U1
  • 旅行・外出向け: 256GB〜512GB、UHS-I U3、A1/A2推奨
  • ヘビーユーザー: 1TB〜2TB、UHS-I U3、信頼性重視

2) カードの挿入

  1. 本体右下のmicroSDスロットを確認する
  2. カードを金属端子が下向きになるようにスロットに入れる
  3. カチッと音がするまで押し込み、確実に装着してください

microSDカードをスロットに挿入している様子

3) フォーマット(Steam Deck上で行う)

  1. Steamボタンを押す
  2. 設定 > システム > SDカードをフォーマット を選ぶ
  3. フォーマット実行(※フォーマットするとカード内のデータは消去されます)

注意: Steam Deckは独自フォーマット(Linuxベース)でカードをセットアップします。PCで事前に別フォーマットしたカードでも、Deck上で再フォーマットすることを推奨します。

Steam Deckの設定画面でゲームを移動する手順のイメージ

4) ゲームをmicroSDへ移動する

  1. 設定 > ストレージ を開く
  2. 移動したいゲームを選択
  3. Yキーを押して移動を選択
  4. 宛先にmicroSDカードを選択して実行

ゲームがmicroSDへ移動された画面の例

補足: ゲームは完全に更新されている(最新バージョン)場合のみ移動できます。移動中は電源を切らないでください。

代替アプローチ(MicroSD以外)

  • 外部ポータブルSSDをUSB-C経由で接続(より高速だが携帯性と消費電力に注意)
  • クラウドストレージとリモートダウンロード(回線次第)
  • 大容量モデル(購入時に上位SSDモデルを選択)

比較: 速度・コスト・携帯性の観点で

  • 内蔵SSD: 速度最高、コスト高、筐体変更不可
  • 外付けSSD: 速度高、携帯性中、電力消費増
  • MicroSD: コスト効率良、携帯性良、速度は中〜低

トラブルシューティングとよくある問題

  • 認識しない: カードが正しく挿入されているか、接触不良やホコリがないか確認。別のカードリーダーで検証。
  • 速度が遅い: カードの速度クラスが低い可能性。UHS-I U3 / A2カードを推奨。
  • データ損失: フォーマットや移動前にバックアップを取る。重要データは複数に保存。

重要: 内部SSDの交換は保証対象に影響する可能性があります。MicroSDスロットの使用は通常、保証を無効にしません。

いつMicroSDで拡張すべきでないか(反例)

  • 高速ロードが必須の競技的な用途(可能なら内部SSDや外付けNVMeを推奨)
  • 常時大容量書き込みを行うワークフロー(耐久性の点で高耐久モデルやSSDが望ましい)

決定フローチャート

flowchart TD
  A[ストレージ不足?] -->|いいえ| B[何もしない]
  A -->|はい| C[携帯性重視?]
  C -->|はい| D[MicroSDを検討]
  C -->|いいえ| E[外付けSSDを検討]
  D --> F[容量と速度を決定]
  F --> G[購入してDeckでフォーマット]
  G --> H[ゲームを移動]

役割別チェックリスト

  • カジュアルプレーヤー
    • 128GB〜256GB、UHS-I U1で十分
    • 価格重視で信頼ブランドを1つ選ぶ
  • 旅行者/外出が多い人
    • 256GB〜1TB、UHS-I U3、A1/A2を推奨
    • 耐久性と信頼性を重視
  • パワーユーザー/コレクター
    • 1TB〜2TB、速度と信頼性で妥協しない
    • 重要データは定期的にバックアップ

受入基準(Kritерии приёмки)

  • カードがSteam Deckで認識され、正しくフォーマットできる
  • ゲームの移動が完了し、起動が可能
  • 動作中に明らかな読み込みエラーやクラッシュが発生しない

ミニSOP(実運用テンプレート)

  1. カード購入(チェックリストに従う)
  2. 挿入 → Deckでフォーマット
  3. 一つの小さなゲームで移動テスト(動作確認)
  4. 全ゲーム移動または新規インストールをカードに優先
  5. 2〜3ヶ月ごとに整合性チェックとバックアップ

用語集(1行ずつ)

  • MicroSD: 小型フラッシュメモリカードの規格
  • UHS: Ultra High Speedの略。カードの転送規格
  • A1/A2: アプリケーションパフォーマンスクラス。ランダムIO性能を示す

リスクと軽減策

  • 読み書き速度の低下: 高速カードを選び、ベンチマークで確認する
  • カードの異常: 大事なデータはバックアップ。信頼あるブランドを選択
  • 保証問題: 内部SSDを交換する場合はメーカー保証に注意

FAQ(抜粋)

MicroSDで拡張すると保証は無効になりますか?

MicroSDスロットを使った拡張は通常、保証を無効にしません。ただし、本体を分解して内部SSDを交換すると保証に影響する可能性があります。

Steam Deckで使える最大容量は?

MicroSD, microSDHC, microSDXCが使用でき、最大2TBまで対応します。ソースでは少なくとも100 Mbpsの読み書き速度が推奨されています。

どんなゲームでもmicroSDに保存できますか?

カードをDeck上で適切にフォーマットし、ゲームサイズがカード容量内であれば移動・保存可能です。

1TBのカードは使えますか?

はい。microSDXC規格の1TBカードは使用可能です。最大2TBまで対応しています。


さらに読む: ベストアクセサリ、カスタムブートアニメ、Epic Gamesライブラリ導入、デスクトップモードへの切替などの関連記事を参照してください。

まとめ

  • MicroSDは手軽で安価にSteam Deckの容量を増やす最も現実的な方法です。
  • カードの速度クラスとA1/A2表示を確認して購入し、Deck上でフォーマットしてから使用してください。
  • 内部SSDと比較して速度は劣るため、用途に応じて外付けSSDや上位モデルの購入も検討しましょう。

重要: フォーマット前にデータをバックアップし、常にメーカー仕様を確認してください。

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