スマートフォンのアイコンをRealmeUI/ColorOS 7でカスタマイズする方法

目的と応用例
スマートフォンを長く使うと見慣れたホーム画面が退屈に感じられます。アイコンの見た目を変えるだけで新鮮さが生まれ、視認性や操作感も改善できます。本記事は「端末内の設定だけで」アイコンをカスタマイズする手順を中心に、より踏み込んだ応用や問題解決策を提供します。
重要: 画面には端末やOSのバージョン差による小さな違いが生じる場合があります。まずは端末を最新にアップデートしてから操作してください。
対象読者と前提条件
- 対象: RealmeUI または ColorOS 7 を搭載したスマートフォンの利用者
- 前提: 設定アプリにアクセスできること。例: Realme 6 Pro、Oppo Reno 3 Pro など
手順 — 設定アプリからアイコンを変える
以下は画面遷移と具体的操作です。画像は実際の表示例を示しています。
ステップ 1: 設定を開く
まず「設定」アプリを開きます。端末によっては歯車アイコンがホーム画面やアプリドロワーにあります。
ステップ 2: “Home Screen & Lock Screen Magazine” を選ぶ
設定内で「Home Screen & Lock Screen Magazine」という項目を探してタップします(表記は英語のままの場合があります)。
ステップ 3: Personalization セクションに入る
下にスクロールすると「Personalization(パーソナライズ)」があります。ここには「Set Theme」「Set Wallpaper」「Set Icon Style」などがあります。アイコンを変えるには「Set Icon Style」を選びます。
ステップ 4: アイコンスタイルを選びカスタマイズする
「Set Icon Style」を開くと複数のプリセットとカスタムオプションが表示されます。主な選択肢と特徴は以下のとおりです。
- デフォルト: 出荷時の丸い(または端末デフォルトの)アイコン。変えたくない場合はそのまま。
- Material style: Googleのマテリアルデザイン風。アイコンが四角いボックスに収められ、いくつかのアプリは専用のアイコンが適用されます(例: カメラ、音楽、設定など)。フラット寄りの見た目です。
Pebble: 最初の2種類の中間的な見た目。角が丸められた『スクオバル(角丸正方形)』で囲まれ、いくつかのアプリは別アイコンが割り当てられます。
カスタム(Custom): もっとも柔軟な設定。上部の「Use Art+ icons」をオンにすると以下の3つのカスタム項目で詳細に調整できます。
- 形状(Shape): 四角、八角、スクオバル、独特な「スクエア寄りリーフ」風などから選択できます。四角を選ぶと角の丸みをさらに調整できます。
- 前景(Foreground): スライダーでアプリのロゴ(前景)の大きさを調整します。左に寄せると小さく、右に寄せると大きくなります。
- アイコン全体(Icon): これもスライダーでアイコン全体のサイズを調整します。前景だけでなくアイコンの外枠ごとサイズを変えたいときに使います。
設定が終わったら適用ボタンを押すとホーム画面に即座に反映されます。
追加のヒントと実用的な応用
- アイコンだけでなくテーマやフォントとの組み合わせで統一感を出すと見た目がより洗練されます。
- 重要なアプリ(連絡先、カメラ、マップなど)は大きめの前景にすると視認性が上がります。
- 同じ形状のまま前景のサイズを変えると統一感を維持しつつアクセントを付けられます。
代替アプローチ(OS機能以外)
- カスタムランチャーを使う: Nova Launcher や Lawnchair のようなサードパーティ製ランチャーはさらに多くのカスタマイズを提供します。ウィジェットの配置やジェスチャーも設定可能です。
- アイコンパックを導入する: Play ストアやサードパーティサイトからアイコンパックを入れ、ランチャーを通じて適用します(端末内設定のみで完結しない場合あり)。
- 手作りアイコン: 画像編集アプリで自作アイコンを作り、ショートカットやランチャーで割り当てる方法もあります。
代替案の注意点: サードパーティ製アプリは権限や互換性、バッテリーへの影響を確認してください。
トラブルシューティングとよくある問題
- アイコンが変わらない: 設定を適用後、ランチャー(ホームアプリ)を再起動するか、端末を再起動してください。システムキャッシュの影響で即時反映されないことがあります。
- 一部のアプリだけアイコンが変わらない: 開発者がシステムアイコンを固定している場合があります。OSのバージョンやアプリのアップデートで改善されることがあります。
- ホーム画面のレイアウトが崩れた: カスタムを適用する前にスクリーンレイアウトをメモしておくか、スクリーンショットを撮っておくと復元が容易です。
互換性とバージョンノート
- 機能は RealmeUI / ColorOS のバージョン差により表示や項目名が異なることがあります。最新のメジャーアップデートで仕様が変わる可能性があるため、実機で確認してください。
- 機種ごとに独自のテーマストアやスキンがある場合、本文で説明した手順が一部異なることがあります。
セキュリティとプライバシーの簡単な注意
- 端末内の設定変更は安全ですが、外部ランチャーやアイコンパックを利用する場合はアプリの配布元と要求権限を確認してください。
- 不審なサードパーティアプリはインストールしないでください。
判断のための簡易フローチャート
以下は「設定のみで変えるか、サードパーティを使うか」を決めるための簡易フローです。
flowchart TD
A[アイコンを変えたい?] -->|いいえ| B[作業不要]
A -->|はい| C[設定アプリで必要なオプションがあるか?]
C -->|はい| D[設定アプリでカスタマイズ]
C -->|いいえ| E[より多くの自由度が欲しい]
E --> F[ランチャーやアイコンパックを検討]
F --> G[信頼できる配布元か権限を確認]
G --> H[導入してテスト]
ロール別チェックリスト
カジュアルユーザー
- 設定アプリを開く
- “Home Screen & Lock Screen Magazine” を選ぶ
- 「Set Icon Style」を選んでプリセットを適用
パワーユーザー
- カスタムで “Use Art+ icons” をオン
- 形状・前景・アイコン全体のスライダーで微調整
- ホーム画面の配置をスクリーンショットでバックアップ
デザイナー/カスタム愛好家
- オリジナルのアイコンを作成してランチャーで割り当て
- アイコンパックを複数試して組み合わせを検討
テストケース(受け入れ条件)
- 適用後にホーム画面のアイコンが即時反映されること
- 主要アプリ(電話、メッセージ、カメラなど)が視認できること
- ランチャーを再起動してもレイアウトが破綻しないこと
よくある質問
Q: すべてのアプリのアイコンが変わらないのはなぜですか?
A: アプリ側でシステムアイコンを固定しているか、OSが例外として扱っている場合があります。アプリのアップデートやOSの新バージョンで変わることがあります。
Q: サードパーティ製ランチャーを使うと何が変わりますか?
A: レイアウト自由度、ジェスチャー、アイコンパックの適用幅が増えますが、バッテリーや権限の影響を確認してください。
Q: 端末を初期化すると設定は戻りますか?
A: はい。初期化するとカスタマイズは消えます。復元したい場合はスクリーンショットや設定メモを保存しておきましょう。
まとめ
- RealmeUI / ColorOS 7 では設定アプリだけでアイコンの形状やサイズを簡単に変えられます。
- カスタムオプションを使えば前景やアイコン全体の大きさを細かく調整可能です。
- より細かい制御や独自アイコンを使いたい場合はサードパーティランチャーやアイコンパックを検討してください。
重要: 変更前にホーム画面のバックアップ(スクリーンショット等)を取っておくと、戻すときに便利です。
参考: 本記事の動作確認端末
本記事は Realme 6 Pro と Oppo Reno 3 Pro における操作経験に基づいています。機種やOSバージョンによって表示が異なることがあります。
1行用語集
- ランチャー: ホーム画面を管理するアプリケーション。デフォルトのホームアプリやサードパーティ製がある。
- アイコンパック: アイコンをまとめて変更するためのパッケージ。
FAQデータは記事中の「よくある質問」と一致します。