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WhatsAppの短縮リンク(Click to Chat)を作る方法

1 min read チュートリアル 更新されました 04 Oct 2025
WhatsAppの短縮リンクを作る方法と運用ポイント
WhatsAppの短縮リンクを作る方法と運用ポイント

WhatsAppの短縮リンクを示す画面のスクリーンショット

目次

  • WhatsAppのClick to Chatとは
  • 自分専用のWhatsAppリンクを作る方法
  • WhatsApp Businessで短縮リンクを作る方法
  • メッセージをあらかじめ入れる方法
  • うまくいかないときの原因と対処
  • 代替手段と運用のヒント
  • 役割別チェックリスト
  • セキュリティとプライバシーの注意点
  • まとめ

WhatsAppのClick to Chatとは

Click to Chatは、相手の電話番号をアドレス帳に保存しなくても、ブラウザやアプリから直接チャットを開始できる公式機能です。ワンライナー定義: 電話番号を特定形式のURLに埋め込み、クリックでチャットを開く仕組みです。

重要: これは公式機能です。非公式のサードパーティ製ツールには個人情報やセキュリティのリスクがあります。

自分専用のWhatsAppリンクを作る方法

手順(個人向け)

  1. 国際電話番号の「国番号+市外局番+番号」を数字だけで用意します。先頭の+や空白、ハイフン、括弧は入れません。
  2. 次の形式に番号を当てはめます。
https://wa.me/

例: 日本の国番号が+81で電話番号が090-1234-5678(先頭の0を除くと90 1234 5678)なら、リンクは次のようになります。

https://wa.me/819012345678

注意: リンクに「+」や括弧、ハイフン、スペースを入れないでください。正しい形式でないとエラーになります。

WhatsApp Businessで短縮リンクを作る方法

WhatsApp Businessアプリは、ビジネス用に短縮リンクを自動生成し、既定メッセージ(テンプレート)を設定できます。手順(アプリ操作):

  1. WhatsApp Businessを開きます。
  2. 画面下の「設定」または右上の3点メニューをタップします。
  3. 「ビジネスツール」を選びます。
  4. 「短縮リンク」をタップします。
  5. 表示される自動生成リンクをコピー、または共有ボタンで送信します。
  6. 鉛筆アイコンをタップすると、既定メッセージを編集できます。

このリンクは顧客対応やプロフィールページへの導線として便利です。

メッセージをあらかじめ入れる方法

チャットを開く際にメッセージをプレフィル(事前入力)したい場合は、URLにテキストパラメータを付けます。テキストはURLエンコードしてください。

形式:

https://wa.me/?text=

例(英語例を日本語でエンコードする一例):

https://wa.me/819012345678?text=%E3%81%93%E3%82%93%E3%81%AB%E3%81%A1%E3%81%AF%20%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B

注意: 長すぎるメッセージや不正なエンコードは動作しない場合があります。事前にURLデコード/エンコードを確認してテストしてください。

うまくいかないときの原因と対処

よくある原因

  • 番号形式が間違っている(+やハイフンが混ざっている)。
  • 国番号の先頭0を残している(国際表記では0を除く場合があります)。
  • ユーザーがWhatsAppをインストールしていないか、WhatsAppアカウントが存在しない。
  • 電話番号がブロックされている、またはプライバシー設定でメッセージを受け取れない。
  • ブラウザ/ネットワークがWhatsAppのドメインをブロックしている。

対処法

  • 番号を数字だけ(国番号含む)に整形して再生成する。
  • 別の端末やプライベートブラウザでリンクをテストする。
  • WhatsApp Businessの短縮リンク機能を使って自動生成されたリンクを使う(人為ミスを減らせます)。

代替手段と運用のヒント

代替手段

  • api.whatsapp.com/send?phone=&text= を使う方法(同様にクリックで送信画面を開けます)。
  • 自社のランディングページから短縮URL(例:URL短縮サービス)を作り、その先に wa.me リンクを置く。クリック数や流入元を管理しやすくなります。

運用ヒント

  • マーケティングで使う場合は、短縮URLやランディングページを介してUTMで計測すると効果測定がしやすいです(短縮サービス経由を推奨)。
  • 既定メッセージは簡潔に。長文は読みづらく、エンコードの失敗原因になります。
  • 海外向けには国番号の表記ミスが多いので、コピー用ボタンでミスを防ぎます。

役割別チェックリスト

マーケティング担当者

  • 短縮リンクのA/Bテストを計画する。
  • ランディングページやUTMパラメータで効果測定を行う。
  • 既定メッセージをブランドトーンに合わせる。

カスタマーサポート

  • WhatsApp Businessの短縮リンクをFAQや対応テンプレートに掲載する。
  • 応答テンプレートを用意し、最初の返信で同意や個人情報の取扱いを明記する。

開発者/運用担当

  • リンク生成ロジックをサーバー側で検証し、不正な文字を取り除く。
  • 外部短縮サービスを使う場合は、短縮先が常に wa.me に向くか監視する。

セキュリティとプライバシーの注意点

  • 無断で大量にメッセージを送るとスパムとして報告され、アカウントが制限される可能性があります。
  • 個人データを扱う場合は、各国のプライバシー法(例: GDPR)や利用規約に従ってください。顧客の同意を得ることが重要です。
  • サードパーティ製の短縮リンク生成サービスは、どの情報を収集するかを必ず確認してください。

重要: 個人情報は最小限に留め、安全な保存と削除ポリシーを設けてください。

まとめ

WhatsAppの短縮リンク(Click to Chat)は、手早くチャットを開始する強力なツールです。個人利用では wa.me/ を数字だけで作成します。ビジネス向けにはWhatsApp Businessの短縮リンク機能を使うと、既定メッセージ付きで共有が簡単です。運用時は番号形式の正確さ、テスト、プライバシー配慮を忘れないでください。

要点

  • 正しい形式は数字のみ、+や記号は入れない。
  • Businessアプリは短縮リンク生成と既定メッセージ編集が可能。
  • 事前テストとプライバシー遵守が重要。

短い告知文(社内外用)

WhatsAppの短縮リンクを導入しました。クリックで直接チャットに移行でき、顧客対応が迅速になります。詳細はサポートページをご確認ください。

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