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iPhoneで画像をPDFに変換する方法

1 min read 操作ガイド 更新されました 18 Oct 2025
iPhoneで画像をPDFに変換する方法 — 簡単ガイド
iPhoneで画像をPDFに変換する方法 — 簡単ガイド

iPhoneで写真をPDFに変換するイメージ

このガイドは、サードパーティ製アプリを使わずにiPhoneだけで画像をPDFに変換する複数の方法を、手順と注意点、代替案、簡易チェックリスト付きで分かりやすくまとめたものです。プライバシーを重視する学生や職場での利用に向けて、最短手順とトラブルシューティングも掲載しています。

方法の概観

短時間で完了したいか、複数画像を一つのPDFにまとめたいか、変換後にどこに保存したいかで使う方法は変わります。以下の3つが主な手段です。

  • 写真アプリのプリント(ピンチアウト)機能で即PDF化(一枚ずつでも複数枚でも可)。
  • 共有シートから「ブック」アプリに送って自動でPDF化(閲覧や共有向け)。
  • ファイルアプリで画像を長押しして「PDFを作成」して保存(保存先を自由に選べる)。

次のセクションで、それぞれの手順と補足、トラブル対処を詳しく説明します。

手順 1 — プリントオプションを使って変換する

写真アプリのプリント機能を利用する方法はシンプルで速いです。端末内だけで完結し、PDFは画像として扱われるため見た目が崩れにくいのが利点です。

手順:

  1. iPhoneで「写真」アプリを開き、上部タブの「アルバム」を選ぶ。
  2. 右上の「選択」をタップして、PDFにしたい画像を1枚または複数選択する。
  3. 画面下部の「共有」アイコンをタップして共有シートを開く。

プリントオプション画面のスクリーンショット(写真をPDFに変換する手順)

  1. 共有シート内の「プリント」を選択する。プリンタを選ぶ必要はないのでそのままでOKです。

共有シートのプリントオプションを示すスクリーンショット

  1. プレビューが表示されたら、プレビュー上で指を使って写真をピンチアウト(拡大)します。ピンチアウトすると写真がPDFプレビューに変換されます。
  2. 変換後に左下の共有アイコンを使い、「ファイルに保存」やメール、メッセージへ送信できます。

重要: iOSのバージョンや端末によってUIの細部が異なることがありますが、プリント→プレビュー→ピンチアウトの流れは同様です。

手順 2 — 共有シートからブック(Books)に送る

古いiOSやプリント方法がうまく働かない場合、ブックアプリ(Books)を使う方法が有効です。複数写真を一つのPDFにまとめ、ブックでそのまま確認できます。

手順:

  1. 写真を選んで「共有」をタップします。

共有シートからBooksに送る画面のスクリーンショット

  1. 共有シートのアプリアイコン群を左右にスワイプして「ブック」を探してタップします(見つからない場合は「その他」→アプリ一覧から有効化)。
  2. ブックに送ると自動的にPDFが作成され、ブックアプリ内で開かれます。複数の写真を選ぶと1つのPDFにまとめられます。
  3. ブック内でPDFを確認し、共有ボタンから別のアプリへエクスポートできます。

注意: ブックに保存するとiCloudやデバイス内のBooksデータとして管理されます。組版や順序の微調整はブック上の表示に依存します。

手順 3 — ファイルアプリで直接PDFを作成して保存する

ファイルアプリで画像を選び、メニューから直接「PDFを作成」する方法は、保存場所を細かく指定したいときに便利です。写真を編集した後にまとめてPDFにする運用に適しています。

手順:

  1. 「ファイル」アプリを開き、PDF化したい画像があるフォルダに移動する。
  2. 画像を長押しし、表示されるメニューから「PDFを作成」を選択する。

ファイルアプリで画像の長押しメニュー(PDFを作成)

  1. 複数画像を一括でPDF化したい場合は、右上の「その他」から複数選択して、画面下部の「その他」→「PDFを作成」を選びます。

複数選択してPDFを作成する操作画面のスクリーンショット

  1. 作成されたPDFは同じフォルダに保存されます。必要に応じてリネームや別フォルダへの移動が可能です。

利点: 保存先を自由に選べるため、整理や共有ワークフローに組み込みやすい点がメリットです。

代替アプローチと使い分けガイド

  • 画質を最優先する場合: 元画像サイズを保ちたいならファイルアプリ経由でPDFを作ると良い。アプリによっては圧縮されるものもある。
  • 一括で簡単にまとめたい場合: ブック経由が最も手間が少ない。
  • プライバシー重視: 外部サーバーに画像をアップロードするアプリを使うとリスクがあるため、今回紹介した端末内完結の方法がおすすめ。

よくある問題と対処法

問題: プレビューでピンチアウトしてもPDFにならない。

  • 対処: iOSのバージョンを確認し、写真アプリを再起動する。最新のiOSにアップデートすると改善する場合があります。

問題: 複数枚をまとめたが順序が入れ替わっている。

  • 対処: 事前に写真アプリ内で並べ替えてから共有するか、ファイルアプリでPDFにした後に順序調整できるツールで再編集してください。

問題: 変換後のPDFが大きすぎる。

  • 対処: 画像解像度を下げるか、変換後に圧縮ツールを使う。端末だけで圧縮する場合はサードパーティの信頼できるアプリを検討してください(企業利用時は管理者に確認)。

役割別チェックリスト(簡易)

  • 学生:
    • ノート・配布資料はブックでまとめておく。共有→ブック→PDF。
    • ファイル名に授業名と日付を入れる。
  • 事務職/オフィス:
    • 機密性の高い画像は端末完結でPDF化し、社内のクラウドへ保管。
    • 複数ページはファイルアプリで作成してから社内ワークフローへ渡す。
  • フリーランス/クリエイター:
    • 納品用は解像度確認後にPDF化。
    • メタデータやファイル名を整備。

簡易SOP(ワークフロー)

  1. 画像を撮影または選択する。
  2. 目的に応じて方法を選ぶ(単発→プリント、まとめ→ブック、保存先管理→ファイル)。
  3. 変換後にファイル名を付け、必要ならクラウドへ移動。
  4. 送信前にプレビューで順序・画質を確認する。

このSOPをテンプレート化すると、毎回の作業時間とミスを減らせます。

重要: 機密画像を外部サービスへアップロードする場合は、所属組織のセキュリティポリシーを確認してください。

簡単FAQ

Q: iPhoneだけでPDFのページ順を入れ替えられますか? A: ファイルアプリ単体では細かなページ編集は限定的です。ページ順を変えるにはPDFエディタやMacのプレビューなど別ツールが便利です。

Q: 複数の画像を1ページずつ別ファイルで保存できますか? A: はい。画像を個別にPDF化すれば、それぞれ別ファイルとして保存できます。

まとめ

iPhoneでは標準機能だけで手軽に画像をPDFに変換できます。用途別に方法を使い分けると効率が良く、プライバシーを重視したい場合は端末内完結の手順が安全です。まずは1〜2回試して、自分のワークフローに合う方法を決めることをおすすめします。

まとめのチェックポイント:

  • すぐPDFが欲しい→写真アプリのプリント機能でピンチアウト。
  • 複数画像を1つにまとめたい→共有→ブック。
  • 保存先を細かく管理したい→ファイルアプリでPDFを作成。

最後に: もし「iOSで画像をPDFに変換する方法」についての追加の疑問や、具体的な状況(例: スキャン写真、名刺、複数ページのドキュメント) があればコメントで教えてください。さらに具体的な手順や自動化の提案をお送りします。

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