上のFacebookプロフィールはフランスのアーティスト、Alexandre Oudinによるもので、同様の見せ方が流行しています。TechCrunchと写真家/デザイナー Florian Stravock が紹介したビデオガイドを元に、誰でも自分のプロフィール写真で同じ効果を作れるよう手順を整理しました。
概要
このハックは、Facebookのプロフィール欄をスクリーンショットして画像をスライス(分割)し、別レイヤーの画像を下に敷いて位置を合わせることで、複数の写真が連続して見えるようにするテクニックです。難しい操作はほとんどなく、Photoshopに慣れていなくても15〜20分程度で完成します。
重要: 元のプロフィール画像は事前に切り抜いておくこと。目安サイズは約700px(幅)×500px(高さ)です。
必要なもの
- Adobe Photoshop(スライス機能が使えるバージョン)
- プロフィールに表示したい画像(複数可)
- Facebookアカウント
再現手順
現在の自分のFacebookページをスクリーンショットする。プロフィールとカバー写真が含まれる領域を取得する。
Photoshopで新規ドキュメントを作成し、スクリーンショットを読み込む。
スライスツール(Cropツールと同じファミリー)を使い、プロフィール画像が収まる範囲ごとにスライスを作成する。
マーキーツールで切り取った各スライスの範囲を選択する。
Facebookに表示させたい画像をPhotoshopに読み込み、大まかな位置を決める。
画像レイヤーをFacebookスクリーンショットレイヤーの下にドラッグし、見た目になるべく正確に位置を調整する。
メニューから「File」→「Save for Web and Devices」を選び、ドキュメント全体を選択して「JPEG」「品質100%」で保存する。スライスは「All user slices」を選ぶと、スライスごとの画像がまとめて書き出される。
書き出した画像をFacebookにアップロードし、写真のタグ付けを最後の画像から最初の画像へ順に行う。最初の画像に到達したら「Make this my profile picture」をクリックしてプロフィール写真に設定する。
代替手順: 用意されたPSDテンプレートをダウンロードして、自分の画像を新しいレイヤーとしてインポートすれば、同じ手順で「File」→「Save for Web」でスライス画像を一括生成できます。
Photoshopがない、または手早く済ませたい場合
オンラインのプロフィール画像ジェネレーターを使えば、半分程度の時間で「ほぼ同じ」見た目を得られます。ツールによってはスライスの位置合わせがズレることがあるため、完成後にプレビューをよく確認してください。簡単さを優先するならジェネレーター、確実さを優先するならPhotoshopを推奨します。
よくある失敗と対処
- 位置がずれる: レイヤーの位置調整を微調整し、ピクセル単位で移動して合わせる。
- 画像解像度が低い: 元画像はできるだけ高解像度を使う。Facebookにアップロードすると圧縮されるので余裕を持ったサイズで作る。
- スライスが欠ける: スライス範囲が正しく配置されているか再確認。スライスの境界線が1ピクセルでもずれると繋がりが崩れる。
チェックリスト
- 元のプロフィール画像を切り抜いた(約700×500px)
- スクリーンショットを新規ドキュメントに読み込んだ
- スライスを適切に作成した
- 配置する画像レイヤーを下に敷いた
- Save for Webでスライスを一括書き出した
- Facebookで写真を最後から順にタグ付けして設定した
ミニ手法(クイックリファレンス)
- スクショを読み込む → スライスを作る → 下レイヤーに画像を置く → Save for Webで書き出す → Facebookでアップしてタグ付け(最後から)
事実ボックス(使用目安)
- 目安時間: 15〜20分(Photoshop初心者でも)
- 目安サイズ: 約700px(W)×500px(H)
- 必須ツール: Photoshop(またはオンラインジェネレーター)
代替アプローチと判断基準
- 確実に仕上げたい、細かく位置を合わせたい → Photoshop
- 手早く試したい、操作が苦手 → オンラインジェネレーター
受け入れ基準
- プロフィール表示時に画像の繋がりが自然に見えること
- アップロード後に主要な人物や顔が切れていないこと
- スライスの境界が目立たず連続性が保たれていること
セキュリティとプライバシーに関する注意
公開用の画像を作成する前に、個人情報や他人の顔の扱いに注意してください。オンラインジェネレーターを使う場合は、アップロード先のプライバシーポリシーを確認してから利用してください。
まとめ
このFacebookプロフィール画像ハックは、少しの画像編集で目を引くプロフィールを作れるシンプルなテクニックです。Photoshopを使えば確実に再現できますが、より簡単に済ませたい場合はオンラインツールを試す価値があります。まずはスクリーンショットを取って、1回だけ試してみることをおすすめします。
重要: 公開前にプレビューで各スライスの繋がりと顔の切れを必ず確認してください。